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Webとフォントにまつわる最近特に面白かった&役立つ話題

この記事は約8分ぐらいで読めます

イベントでは各自オススメの本やグッズを持ち寄ったりします
2015年の上半期も終わろうとしていますが、最近見かけたフォントに関する話題で面白かったものを紹介してみます。その中でもWeb制作に関わるものが多めです。

私は常日頃情報収集をしていてフォントやタイポグラフィーについての記事に目が行くことが多いのですが、この記事ではそうしたいくつかの情報を紹介しようと思います。なんとなく紹介したくなっただけで別にシリーズ化しようと思っているわけではないのですが、好評だったらまたやってもいいかも。

新しい概念の明朝体、TP明朝

ASCII.jpの明朝体は絶滅するのか? AXIS Font生みの親の挑戦というタイププロジェクトの社長、鈴木功さんへのインタビュー記事。

タイトルにある通り大人気フォントAXISの生みの親です。現代における明朝体というものの居場所のなさからを感じたことから、新しい明朝体、TP明朝を開発したことについて語られています。

ここで言われている明朝体の居場所がないという話しは私も非常に感じるところで、そういう流れから生まれてきたこのTP明朝というものにすっごく興味が湧きました。TP明朝は形状としても不自然ではない範囲で今までの明朝をモダンにした感じのフォントです。そして大きな特徴として、明朝の縦線と横線の太さの違いをコントラストととし、幾つもの段階のコントラストをファミリーとして用意することで状況に応じて様々に使い分けることができるようにしているということがあります。機会があれば是非使ってみたいフォント。

用途に合わないフォントを使わない理由の解説

マイナビニュースのデザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか? – エディトリアルデザイナーに聞いてみたという記事。

ダサいフォントの代名詞のように言われることもあるMS Pゴシックですが、デザイナーたるものそれがなぜダサいのか、なぜその用途にはそぐわないのかを説明できることも重要だと思います。かっこいいと思うかダサいと思うかだけで選んでしまうとなると、人によって意見が違うことも多いのであとは発言力勝負、みたいになっちゃいかねませんからね。

フォントはそれがどのようなニーズや意図によって生まれたか、その来歴を知っておくと選択の目安にもなります。私がこのブログ記事の中ではじめたLOVEFONTという企画も、そのことについていろんな人に興味を持って欲しいという気持ちで実施しました。

OpenTypeフィーチャーについて

Adobeが運営しているフォント配信サービス、TypekitのヘルプセンターにあるCSS での OpenType 機能の構文というページです。このページの他にもこのヘルプセンターそのものがWebフォント自体の解説書として使えるほどの情報量を持っているので頻繁に読むことになりそうですねー。

OTF、WOFF形式などのフォントには異体字や合字、オールドスタイルとライニング数字のようにそのまま記述したのでは使うことができないグリフが含まれています。それをWebで使うにはfont-feature-settingsプロパティーやfont-variant-*サブプロパティーを書く必要がありますが、それ以前にOpenTypeフィーチャー自体についての知識も必要です。これらについてのWeb制作者向きのいいドキュメントが今までなかったので、ひっじょーにありがたく思っています。

WebフォントのCSS指定2014年度版とこれまでの歩み – WEBCRE8.jp

Appleのデバイス用フォントSan Franciscoについて

WIRED.jpのなぜアップルは世界で最も愛されたフォントを捨てたのかという記事。

Apple Watchのために用意されたSan Franciscoが、今後AppleのプロダクトのUIに使われるベースのフォントになるという話です。様々なクエリエイターの見解を通してHelvetica NeueからSan Franciscoにとって代わるということの意味を語っています。

簡単に言えばHelvetica NeueがそもそもUIに向いたフォントではなかったから専用のものを作ったということのようですが、確かにデバイス、特にUI用のフォントというのは解像度や様々な画面サイズに対応する必要があったりと、印刷物やプロダクトとはまた違った制約がありますよね。前述のMS Pゴシックの話と合わせて読みたい記事ですね★

Typekitに日本語フォントが導入、サブセット化も可能に

The Typekit Blogの日本のお客様へ。日本および東アジアのWebフォントへの対応と新しいフォント選択ツールに関するお知らせ。という記事で伝えられた話。

前述した、欧文書体専用のようなサービスだったTypeKitに日本語フォントが追加…それだけでも結構すごいなと感じたニュースだったのですけど、これに加えて、ダイナミックサブセッティングまで同時にできるようにしたとのことで、かなり驚いたニュースです。

ダイナミックサブセッティングというのはとてもグリフの多い日本語フォントを、ページを読み込むごとにそのページで必要としているグリフのみのフォントセットにして読み込むという技術のことで、これを無料でも使える形で提供しているのは他にはM+ FONTSくらいなのではないかと思います。もちろん無料で使える範囲は25000PV以内とかなり小さいのですが、ちょっとしたキャンペーンページやポートフォリオで使う程度なら問題ないですし、またもともとCreative Cloudsのユーザーが使ってみたいという程度の気持ちでも試せるというのが大きいです。

ただ実際に使ってみたのですが、そんなに早いかと言われると…まだまだこれからなのかなとも感じましたw これは他の記事で書くつもりです。

M+Web FONTS Subsetter

FontLovers

以上、今回の記事はまあなんとなくさらっと、最近面白かったフォント記事を紹介しようかなくらいの気持ちだったんですが、もしこれらの情報をもっと素早く知りたいと思う人向けに、私を含めた数人で運営している、FontLoversというFacebookグループおよびイベントをオススメしたいです。

FontLovers自体はフォントが好きな、またはこれから好きになる全ての人に向けて情報発信をしたり交流をはかるというコンセプトで運営しています。その手段としてイベントを行ったりもしているのですが、運営メンバーは必ずしもフォントやタイポグラフィーの専門家というわけではありません。もともとこのグループを作ることを持ちかけてきてくれた主催者のさださん(@sada_h)とやくらさん(@myakura)さんはフォントというよりアプリやWebの専門家であって、文字についてはメインの仕事にしているわけではないです。

イベントでは各自オススメの本やグッズを持ち寄ったりします

イベントでは各自オススメの本やグッズを持ち寄ったりします

私は好きが高じて気になるタイポグラフィー関連のイベントにも参加したりしていますが、その参加者にDTP系の仕事以外の仕事についている参加者は少ない印象でした。特に、思っている以上にフォントのイベントにWebデザイナーの参加者は少ないです…。そういう状況の中、私個人としてはもっとWeb制作を仕事にしている人たちにもフォントというものを身近に感じてほしいなと思います。とりあえず、文字について興味があるという人はグループにだけでも入ってみませんか?★基本的にはフォント関係の情報を受け取るだけですが、慣れてきたら自分でも投稿してくれると嬉しいですね!

FontLovers

イベントの方はconnpassで募集しています。セミナー形式のものと自主勉強的なもくもく会を交互に行っていて、次回はもくもく会をやる予定です。

FontLovers – connpass

まとめ

最後は要は宣伝ですが…このブログの読者の方は興味がある可能性も高いのではないかなーと思っています!以前から時々書いているLOVEFONTの流れもありますしね。

他にもここに書いてはいませんけどGlyphsの新バージョンの話とか絶対フォント感の話題とか、ブログにしたいなーということは多いんですけど、今回はここまで。あとは過去に書いたこのブログのフォント関連記事でも紹介しておきますねw