[Web制作]お昼に盛り上がったWebデザインや情報発信についての雑談
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Webデザイナーと呼ばれる人が何を学ぶべきか
お昼からTwitterで直接は話すことなく、なぜかWeb制作の話題でちょっと盛り上がっていたのでツイートをつまんでみます。
今Webではデザイナーにもフロントエンドだったりサーバーサイドだったりの技術が求められてる風潮があるけど、ガチでこの人にならデザイン面で全てを任せられるって人に頼むとなると、その人にはデザインに専念していいものを作って欲しいと思うような気がする。知っとくに越したことはないけど。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
だから「デザインだけじゃこの先生き残れないよなー」と思って他の技術を身につけようとしている人は自然とデザインで突出することから離れていくような気がする。周りの人に「これはこの人に任せて置けば間違いなし」と思われるにはその他のことはデザインの肥やしと割り切って学ぶ必要があると思う。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
まあもちろんWebやデザインに長い時間関わって長い時間かけてきた人間とそうでない人間では積み重ねた時間がそもそも違う(全部入りの超人もいる)ので、そういう人と張り合うには集中と選択が必要よね。自身のやりたいことをするためには全てにおいて勝らなければいけないわけではないはず。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
こもりさん(@cipher)の反応
大先輩こもりさんのレスポンス。いつもスライドや、セッション聞かせてもらったりお世話になってますw
技術は知らなくても良いよ。こんだけいろんなモノがでてきて、いろんな利用シーンがあって、何ができるできない、どういうのだと問題がおこるとかぐらいは知らないとできないよねって話。そのデザインというのが視覚的な部分だけだとしてもね。それがわかったうえで仕事をしてくれるなら任せると思う。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
デザインってのをヴィジュアルデザインに固定するならそう書いた方が良いと思う(笑)。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
よく制約があるとデザインがどうしたとか言われるけど、制約がある中で問題解決するのが仕事だろ?って思うんだよね(笑)。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
今の人たちは大変だなとは思うよ。覚えなきゃいけないこといろいろあって。教えるほうだってどうしましょうかね?って思うから。短期間で教えるにも限度があるし、そうなってくると後は自分で頑張ってもらうしかない。そのための考え方とかヒントは提示できる。そうなるとやるかやらないか、なのよね。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
張り合う相手が年がら年中勉強してたりするのに遊んでていいのかい?差は離れるばかりだよ?ってね。周りの人たち見てると、いいオッサンたちがコツコツやってるもんなぁ。わからないことにも果敢にチャレンジしながら。いまどき努力とかいうと笑われるかもしれないけど、かけた時間に比例するのよ…。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
10,000時間の法則って嘘じゃないと思う。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
時間をかけなくてもすごく上達する人はいますけど、それでも時間はやはり確かな経験を作ってくれるものです。
デザイナーという言葉を私は普段若干漠然としたニュアンスで言ってます。ビジュアルやUI等に限らず、実際にそういった漠然とデザインと呼ばれる仕事をまるっと請け負う事になるデザイン全般の仕事をしている人のことですね。
で、この場合はこもりさんの指摘通りビジュアルデザイン的なことを専門にしている人の話です。
例えばあるデザイナーが、仕事としてはビジュアルデザイン的なデザインしか担当できなかったとします。それでも、全てをデザインするつもりで技術的な事も含め学習することは出来るはずです。そうした学習はやはりビジュアルとしてのデザインにも生きてきますよね。
そして、更にそこから何もかもが出来るようになる必要があるかというとそうとも限りません。時間は限られているのですから、これから仕事に求められる幅広いスキルを覚える為、自身が重視したいスキルの習熟度を上げる為に、自分の時間を割り振るという感覚が必要だというわけです。
…あ、もちろん死に物狂いでやって全てを伸ばすという選択肢もありますw
自分がどの範囲までデザインの仕事を請け負うかは職場や働き方次第では選べなかったりする場合もあると思うのですが、学習に関してはちょっと違いますよね。自分がこの先どういう仕事をしたいか、どんな範囲の事が出来るデザイナーになりたいかは自分で限定したり拡張したり出来ると思うのです。
おおつきさん(@ohtsuki2843)の反応
おおつきさんはそのこもりさんのツイートを見て反応してくれてました。
技術を知ってるってのは、必ずしもSassとかLESSが書けるっていうことではなく、それで何ができるか?何が嬉しいのか?何が嬉しくないのか?とかを知ってることで良いと思う。とりあえずデザイナーにとってはね。書けるに越したことはないけど。
— Shigeki Ohtsuki (@ohtsuki2843) June 22, 2013
あと、例えばAndroidでこーいうの良くトラブルよねーってなことを知ってるとか、そして、それを踏まえたデザインするとか。Androidはこーだけど、iOSはこーだよねとか。そういうデザイナーだと任せられる。
— Shigeki Ohtsuki (@ohtsuki2843) June 22, 2013
ほくとさん(@shokuto)の反応
ほくとさんはWebと教育について造詣が深く、私も記事についてご指摘を頂いたりしたことがあります。
デザインだけじゃこの先生きのこれないよなーって思って他の技術を身に付けようと思う人は普通に躊躇なく身に付ければいいのではなかろうか。そういう判断ができるレベルの人であるのならば。
— sunami hokuto (@shokuto) June 22, 2013
アライカツヤ(@kickbase)さんの反応
カツヤさんもスキルの広い人。JSの複雑な話のセッションしてたり、デザインの話してたり。こもりさんのツイートを見ての反応です。
デザイナが作るのは表層部分だけじゃない。
— Katsuya Arai (@kickbase) June 22, 2013
「より良く生きるための全ての行動・思考」がデザインといえるんじゃなかろうか。
— Katsuya Arai (@kickbase) June 22, 2013
僕のWEB制作会社時代の上司が話してくれた内容で、今でもずっと心に留めておいていること、それは「WEBデザインをするときはプロダクトデザインをするようにつくる」ということ。ユーザーが見ただけで、触るだけで理解できるものを、作りたい。
— Katsuya Arai (@kickbase) June 22, 2013
僕のWEBデザイン・アプリケーションデザインの目標はルービック・キューブ。説明書なんかなくても、使用法やゴールまで理解できる。あれは素晴らしい。少しでも近づきたいといつも思っている。
— Katsuya Arai (@kickbase) June 22, 2013
Webでの情報発信について
そしてこれは別件なんですが、以下のおおつきさんのツイートから更に思ったことをちょっと書いてみました。
本当、Web上のコンテンツってのは玉石混合。発信する側は平気で「絶対○○なまとめ」とか書くけど、それがマヂで正しい内容なのかを受信側がキチンと判断できないとエラいことなるよ。エラいことなるよ。大事なので2回言った。
— Shigeki Ohtsuki (@ohtsuki2843) June 22, 2013
それに対して。
記事のタイトルは、 「ショートケーキの作り方」も 「美味しいショートケーキの…」も 「この世で一番美味いと俺の中で話題のショートケーキの…」も 「この世で一番美味いショートケーキの…」も それぞれ意図した範囲も程度も違うのに、全て「超美味しいショートケーキの…」だと捉えられがち。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
これは「よく読まずに拡大解釈する方が悪い」と考えることも出来るけど、書き手としては、実際はたくさんの情報から限られた時間の中拾い読みして行く人間が大多数だと言うことを前提として考える必要があるなとは思う。で、逆に読み手としては全て「…というこの人の意見」として受け取るのがよい。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
言う側は相手の理解力に頼りすぎてはいけないし(特に初心者とかリテラシー低めの人)、聞く側は相手の誠実さや知識を信じすぎてはいけない。そしてそれでもこの話題については全幅の信頼がおける、という状態を作ることが専門家の役目よね。更に、それを自分の責任において選ぶのが利用者の役目。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
そうだ。ブログ記事のタイトルに対して自動的に 「(サイト名)というサイトの人が言っている」記事タイトル「という意見」 ってつけてくれるブラウザー拡張機能やアドオンがあればいいのではないでしょうか。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
最後のは冗談ですけどあったら面白いw 説明されないと意外と万人にはわかりにくい、ってことってありますよね。
こうしたことは発信をし続ける限り、またWebで情報収集をし続ける限りブーメランになりまくりなんですけど、こうでなくてはならないというよりそれを目指しているって感じですね。
他の人のツイート
何のために記事を書くのか、まぁ書きたいから書くというので基本はいいんだけど、読み手のことをどう想定するか、どう読まれるかはある程度考えておきたい。影響力を持ちたいというのならなおさら。
— sunami hokuto (@shokuto) June 22, 2013
技術をどう見るのかってのは、大げさに言えば、その人が世界をどう見てるのかってことだと思う。だから正解はないし間違いもない。読み手がそこを踏まえて読めばいいんだけど、特にビギナーの読み手は書き手に踊らされちゃいがち。だから書き手も配慮をしてほしい。
— sunami hokuto (@shokuto) June 22, 2013
あと、何事も鵜呑みはよくない。話半分で聞いておきましょう(笑)。
— komori, masaaki (@cipher) June 22, 2013
終わりに
以上です。ツイートを拾っただけですけど、なんかこの流れが面白かったのでまとめてみました。
ここで引用させてもらっている皆さんは私にとっては完全に大先輩であり、私がわかったような気になっていることや、思い込んでいることを意識、無意識に関わらず正してくれたりしてます。
軸足というか、思考の仕方はデザイナーに軸足を置いているつもりではあるんですけど、デザイナーとしてのアウトプットは全然できていないので、もっと作っていきたいところです。
はあ…とかいいながらまだ僕は最終的なアウトプットで人に見せられるものが少ないし、見せてもあれだけ意識高そうなこといっててこの程度ですかって感じなのでもっと頑張らんといかんですな…。よく記事書いてて凄いなーとか言ってもらえるけど、毎日制作物をお客にアウトプットしてる人は皆凄いです。
— 優 (@glatyou) June 22, 2013
そして、半端者ながらもこれからもデザインについて、デザイナーという仕事については考えたりしたいと思ってます。
Web制作のスキル全般を幅広くどんどん採り入れる、ビジュアルデザインの技術に大きく特化する、インターフェース、ユーザーエクスペリエンスを向上させることに特化する。色んな働き方、学び方があると思います。
私や、ブログを読んでくれている皆さんが、しっかり自分で考えて情報やキャリアを選んでいければいいなと思います★