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Googleリーダーの終了… RSSによる情報配信とキュレーションについての実感

この記事は約6分ぐらいで読めます

RSSという存在の心配はしてます
Googleリーダー終わっちゃいますね…。個人的には象徴的な出来事だとは考えているんですけど、これに際して考えていたことを書いてみました。

Googleリーダーは2013年7月1日に終了予定

(なんか地デジ終了のお知らせみたいですね)

いやー、Google恒例の春の大掃除(Spring Cleaning)がやってきましたね。今回もGoogleリーダーを始め、いくつかのサービスが終了します。

  • Google Reader
  • CalDAV API
  • Apps Script の GUI Builder と5つのUiApp ウィジェット
  • Google Building Maker
  • Google Cloud Connect
  • Blackberry用 Google Voice アプリ
  • Search API for Shopping
  • デスクトップ版 Snapseedアプリ (Mac, Windows)

参考:Google Reader が7月1日にサービス終了。ほか7つのGoogle サービスも統廃合 – Engadget Japanese

2013年 Google終了予定サービス

この大掃除の2012年版でカウントダウン中のiGoogleもまだ終わる前ですが…。Google先生のサービスは普及の度合いもあり、終了となるとかなりのインパクトをもたらします。

私はあんまり時事問題を取り上げないようにしているのですが、Googleの代表的なサービスの終了時にwebについての考察をしないわけがありません。前回のiGoogleと同様、終了に際して考えることを記しておきます。

iGoogleの代替RSSサービス「iSoople」を組み込んだ情報収集のしかた – WEBCRE8.jp

Googleリーダーあんまり使ってない

私は自分のブログを登録しておき、Googleリーダーの購読者数を確認する時程度しかリーダーを使ってませんでした。なのでサービスの利用者としてはさほど困りません。みにくいんだもの…。

それに未読が溜まるという状況もあまり好きではないので、基本的には毎日送られてくるはてブのマイホットエントリ、Gunosyのメール、Twitterのタイムラインを眺めること、それにiGoogle、iSoople等のRSS受信ツールを使った、徹底的なフロー型の情報収集を行っています。過ぎてしまったことは仕方ない的な。

情報発信者としての問題

しかし、WEBCRE8.jpはGoogleリーダーで受け取っている人が1300人程度。これはRSS購読者の殆どを占めた数です。この方たちはLivedoorリーダーなり、Feedlyなりに移行してもらわなければいけないわけで、この機会にRSS購読自体を止めてしまおうと考える人もいるわけです。

それは超悲しい。

情報配信とキュレーションサービス

さて本題ですけど、このGoogleリーダーの終了によってこれまで強く感じていたことが実感として得られたので書いてみます。

Gunosy等からのアクセスが増えた結果

最近よく考えているのは、ブログ読者の動きの変化です。[情報収集]Gunosyによってちょっと情報の拡散のされ方が変わりそうな件でも述べたようにユーザーの動線は次第に変わってきており、一時はこれによってPVは激増するのではないかとも感じました。

特にGunosyとマイホットエントリーは朝の決まった時間に流れてくるので、利用者の閲覧パターンも習慣化されていきます。RSSと違って未読を溜めにくい筈です。

ツールを使ってもユーザーの数と時間が増えるわけではない

しかし、当然ちょっとしたツールの変化によってブログを読む全体人口や、既に読んでいる人がブログを読むことに充てる時間が爆発的に増えるわけはありません。そのしわ寄せがRSS読者の減少となって、遂にはこのGoogleリーダーの終了に繋がったのだと感じました。

…いや、いくらなんでもGunosyが出来たからGoogleリーダーが終わったとまでは言いませんけどw

つまり上記のことは、キュレーションサービス、インタレストベースの情報収集の隆盛と、それによる配信者ベースのRSSリーダーの衰退が顕在化した出来事だという事です。

読者保存の法則?w

要は、ブロガーとしてはGoogleリーダーがなくなることで見かけ上の指標が一つなくなってしまうけど、懸念されているようなPVの落ち込みは単に入口が変わるだけで、長期的にはなかったことになるので気にせず頑張ろうぜ!みたいな気持ちですw

RSS…

RSSという存在の心配はしてます

RSSという存在の心配はしてます

うーん。元々「始まってもいない」とも言われているRSS。ブームが去ったどころか来ていないまま終わろうとしているのかもしれないですけど、私はiGoogleなんかでRSS配信という仕組みを使って情報を受信しており、それなりに便利に使っていました。ソーシャルによる共有やインタレストベースの情報ツールと配信者ベースの情報ツールは、併用するものであって他方を駆逐する存在ではないと思ってます

Livedoorリーダー等にユーザーが流れるのは必然でしょうけど、Googleがこの判断を下したことで急にRSSというものが消滅するわけでもないですし、やっぱり重要な仕組みだと思うんですよね。利用者としても配信者としても、技術者としても。

RSSはクリックしたらコードとか出てきたりするし、一般化してユーザーを増やすには説明が足りてないサービスですよね…。ぶっちゃけ私は今もまだそんなに理解できていないし、仕様も一本化しないしで、残念なことになりそう。

終わりに

というわけで、周りからは乗り遅れましたが、Googleリーダー、RSSについて考えたことを書いてみました。別に今更「RSSは死んだ!これからはキュレーションだ!」なんてことを言いたいわけではないです…。

Googleさんの考えることだから、見切りをつけた分野が再度爆発する事はないのかもしれませんけど…これは所詮Google規模の視点の話です。

今使っている人たちは別に「RSSはイケてないのか?」なんて考えず、今自分が便利に感じているものを使えばいいんじゃないでしょーか。手放したくなったら手放しましょう。

あと、RSSを取得するって行為自体が能動的な情報の選別を兼ねているので、そう言う意味でも必要ですよねぇ。

[情報収集]忙しいあなたは今どんなブログを読むべき? – WEBCRE8.jp

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