ブログをどう始めたらいいか分からない人へ。目的とテーマ
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はじめに
webcre8は毎日楽しくブログのことを考えています。ときには制作そのものより楽しくなってしまうほどにです…!w
仕事柄なのか普段から仲良くさせてもらっている人たちもやはりwebに興味のある人が多く、その中にはブログを始めたいと言う人も結構います。…そして、色々考え込んじゃってなかなか行動に移せない人も多いんですよね。
webcre8自身もそうでしたし、ブログを始めてそれほど経っているわけでもありません。なので説得力がどの程度あるかは分かりませんが…この記事ではそういう人たちに向けて、どのようにブログを始めればいいかをwebcre8なりに書かせてもらおうと思います。もしかしたら超詳しい人とか遠い存在な人が書くより、私のように身近だったり普通の人が書いた方が自分と重ねやすいかもしれないですし!
なお、この記事はどちらかというと元々web制作の仕事をされていたり、勉強中の人を想定して書いていますのでそういう記述も出てくるとは思いますが、半分くらいはそうでなくても言えることだと考えています。
一つ一つ決めることで選択肢を絞る
「とりあえずweb系の情報を発信していきたいなー、あと普通に食べに行ったお店のことも書きたい。ブログはちょっとした収入にもなりそうだし、自分が後で読みなおすのにも役に立つかも。あとブログを運営すれば知識も付くよね。…でもそうすると記事のジャンルは絞った方がいいのかな…」
と、いくつもの事を同時に考えるとどれも決まりません。まずは一つ一つ、そのブログで何をやりたいか(目的)、何についてのブログにしたいか(テーマ)などを決めて行きましょう。
重要なことから決め、優先度の高いことを認識する
物事を決定する時、当然重要なことを先に決めていきますよね。人によってはそれがあべこべになってしまい、あとから全体をひっくり返さなければいけなくなったりします。
ブログにおいて一番大事なのは、そのブログを書くことによって何がしたいかですよね。それを実現するためのテーマ選びであったり、ブログ制作自体に付随する各作業があるわけです。
なのでブログ制作において一番重要なこのブログの第一義を決めましょう。それが決まっていると、それ以下に続く他の選択肢が自動的に定まってきます。
目的をエサに自分のケツを叩く
ブログの目的が「webの学習、アウトプットがしたい」ということであれば、あなたのやることのうち重要なことは「それがwebの学習、アウトプットに繋がるか」と言う事です。選択肢があれば、よりその目的に近い方を選びましょう。それに、あまりやりたくないこともそのブログがなんの為に存在するのかを考えれば自分の中で義務化でき、実行に移せるかもしれません。
生活習慣や時間を考え、優先度の低いことは後回しに
反対に、「webの学習をしたい」という目的はつまり、「学習にならないことはなるべくしない」という事になりますよね。学習にならないことの優先順位は当然低く設定するべきです。そして他にも「収益を得たい」という目的ならつまり、収益になりにくいことはなるべくしないべきです。内容的にはやりたい作業であったとしても、その目的のためなら後回しに。その方が目的には早く近づけます。
普通、人は時間が限られています。一日に1時間しかブログにかけられる時間がないと言う人もいると思います。まあ個人的にはこれはブログにおける本気度次第だとも思いますけど、当然ゆっくりブログやりたい人だっていますし、生活スタイルや仕事的な問題でそんなに時間をかけられない人もいると思います。
というより、そうでなくてもどれくらい時間をかけるのかは決めておいてもいいような気もします。だらだらやるより効率良く書けたりすると思いますしね!webcre8は時間をかけてだらだらやっちゃってます…w
目的があり、目標があるなら工数計算もできる
仕事では人数、就業時間、納期等から実際にこなせる作業量を割り出したりしますよね。
ブログでも、自分の中で目的に沿った時間的な目標やスケジュールを立てた場合、ブログにかけられる時間や目標までの期間から出来ることの総量は決まってきます。その範囲内で自分がやりたいことをやりきれる時間の使い方を考え、そうでもないことは切り捨てていきましょう。
それが楽しいかどうか
先ほどブログにおいて一番重要なのは「何がしたいか」だと書きましたが、同じくらい重要なのはやっぱり「やってて楽しいか」だとも思います。まあもともと「したいこと」は「楽しいこと」であるはずなので、普通はその二つは合致してる筈ですよね。
当然そうじゃない人もいます。個人ブログであればあんまりないことだと思いますが、会社のメンバー同士での持ち回りブログなんかだと、義務的にやることもあるでしょう。あとは「web制作者ならブログくらい持っておこう」みたいな使命感でやる人も多分結構います(大事だと思います)。
そう言う人にとって「何がしたいか」は「何をやるべきか」であり、「やってて楽しいか」はあんまり関係なくなっちゃうかと思いますが…。そのなかでも、せっかくだから「やってて楽しいこと」を見つけられればいいですよね。結局楽しくないと続かないものなので、決まっている範囲内でモチベーションの高まることを探しましょう★
「いちいち決まりなんか作りたくねーぜ!俺は楽しく書ければそれでいい!」という人はもちろんそれが一番楽しいと思いますよ!この記事は「何を書けばいいのか、どう書けばいいのか分からない」という人へ向けた、webcre8の考える指針というものでしかないです。
目的 ― 何のためにブログを作るのか
ではブログを作る目的を考えてみましょう。ざっと思いつくのは
- ブランディングしたい
- 書きたいことを書く場所、情報発信の場を持ちたい
- 書くことを通して学びたい
- 収益・副収入を得たい
以上のようなことが挙げられます。
その手段としてブログを選ぶ理由
ぶっちゃけた話これらはブログじゃなくても出来ます(むしろ単体で見てしまうと効率悪い)が…これらの目的の複数に同時にリーチでき、比較的安価で手が出しやすいのがブログなのかなと思います。
更新することが前提である為webでの露出がしやすく、自由な内容を作れる、制作者のユニークな所有物…それがブログです。
細かく挙げれば沢山出てくるでしょうが、大雑把にはブログを作る目的は上記四つのいずれかに分類でき、そして同時にたった一つではなく、複数の目的を持っているからブログという手段を選ぶのではないかと思うのです。
目的の優先順位
更に上記の目的の分類の中で、何を優先し、何を軽んじるかでブログのあり方が変わってきます。
例えばグルメブログを書こうと思ったとき、自分を「ラーメン好きの確かな味覚のグルメである」という風にブランディングしたいなら「特にラーメンを食べる」だとか「間違ってもまずい店を紹介しない」という意識が必要になりますよね。「ブログを書きながら色んなお店を知りたい」という執筆を通した活動を重視するなら内容やクオリティにこだわる必要は最優先ではありませんよね。儲けたいなら話題のお店に誰より早く飛びつき、宣伝をし、露出を増やすべきでしょう。
このように、自分が何を重視したいかで記事の指針も決まってくるわけです。
WEBCRE8.jpの目的
webcre8がブログでやりたかったことは「webとデザインについて、書くことを通して学びたい」、とにかくまずそれです。学びの為なので正確さや検証を求めますし、広く公開して意見を求めます。分からないことがあればブログで呼びかけます。文の書き方自体も学びたいので、流れや読み易さも気をつけています(まだ全然ですけどw)。
自分が未熟者であることも自覚しているので、「間違っている!」と批判を受ければラッキー、直していこうというスタンスです。同じように学習している人、webやデザインが好きな人はもちろん、スキルの高い人、知識のある人に見てもらって、より役に立つコンテンツに昇華出来れば良いなって感じです。
次に「書きたいことを書く」がきます。これは2番目です。書いててつまんないことは極力書きたくありませんが、書きたいことが優先になってしまってはつまんないと思ったことを学ばなくなってしまうと思うので、学びを優先させる為この順番にしています。
次に「ブランディング」です。ブランディングというとちょっと大仰ですが、要は「自分がこういう人間だと認知してもらうための手段」と言いましょうか。webcre8は「修行中のwebデザイナであり、これからwebクリエイタとして活躍したいと思っている」という人間であり、デザインやwebサービスに強い興味を持つ人間として認知されたいと思っています。書きたい記事を書いた結果ではありますが、ある程度は読んでくれた人の認識はそうなっているはずです。学びが優先なので、完璧を目指すよりまず書いてみて、記事に書いてあったことが誤りなら正し、吸収していこうと考えています。
最後に「収益」。これが収益優先ならもっと広告を主張させるべきでしょうし、購入して欲しい商品リンクに誘導する記事を書くでしょう。仮にブログが信頼を持たれ、広告主を満足させることが出来るような閲覧数を持てれば広告枠を設置する可能性はありますが、今のところこの四つのうちの優先度は一番低いです。でも収益があるのは嬉しいですよ、当然。なくていいわけではないので広告は置いてます。あとは仕事のオファーが欲しいとかもここに含まれますかね。その場合も普通「仕事のオファーはこちら」みたいなリンクへの導線を作ります。
おそらくは、ブログのこの各要素の優先度の順番が入れ替わった時、閲覧者には「このブログなんか変わったな」という印象を与えるのでしょうねー。読んでくれてる人が楽しんでくれているのならその辺なるべく変えたくはないもんですね。楽しませたいターゲットが変わる場合はあるかもしれませんけど…。
目的にそぐうなら書くべき
「こんな記事でいいのかな?」などと迷う時は、この目的に、その記事を書くことが合致しているかを考えてみましょう。あなたが収益を得ることを目的としているのならその記事が収益を生み出すかどうかを考えるべきです。が、あなたが収益よりブランディングを高い位置に置く場合は、いくら収益になったとしてもイメージにそぐわない記事は書かないべきでしょう。
もしクオリティに自信がなかったとしても、あなたが「僕はできる人だ(ドヤッ」みたいなブランディングをしたいわけでもない限り、確実に投稿しないよりした方が得るものがあります。せっかく書きたい記事があるのなら書いてみましょう★
自己評価はどうあれ、文章は自分が出来る以上の事を書いても説得力は出ません。逆に、単純なことを書いても、深い理解の上でそれを書いている人と、表層をさらっただけの人の表現って全然違いますよね。webcre8も「言ってること出来てないじゃん」といった指摘を受けることがあります。ただ、残念ながら形には出来ていないこともありますが、確かに私は自分の頭で考えていること、学んだことを書いているつもりです。頭にあっても出来ていないことは、これからやっていきます!
テーマ ― 何についてのブログを作るのか
次にテーマについて考えてみましょう。ブログで扱われる内容と言えばこんな風に分類できます。
- 仕事・学習
- 趣味
- 生活
- 興味を持ったこと
- 考察・心境の記録
もちろんこれはタイプの分類なので更にここからそれぞれのジャンルに分かれます。
一つのジャンルを選ぶ
普通の人はここに自分の生活を書いたりします。そうするとその人の生活が気になる人がそれを読みに訪れますよね。友達であったり、芸能人であればファンであったりです。
仕事や趣味の話を書く人もいるでしょう。ここには同好の士が集まり、自分の活動に役立てたり、気分を盛り上げたりします。あなたの仕事が特殊なら、その体験を見たい人が訪れるでしょう。
自身の社会や世界、恋愛に対する考察、または経験を書く人もいます。ここには筆者の先見性や見識、洞察力に触れるのを楽しみにする人が訪れますね。
他にも文章があまりにも面白おかしくて読者が笑いを求めて訪れたり、制作物の写真を見に来たり、本当に様々です。
基本的にはこのように、ブログと言うモノは「この人はこういった記事を書いてくれるだろう」という期待を持って読まれるので、取り扱う話題を絞った方が読む人はありがたいかもしれないです。書くことも決まってた方が話題選びが簡単ですしね。
ジャンルを複数扱う、または定めない
ですがもちろん、趣味のブログで生活のことに触れたり社会について考察したりもしますよね。最初からなんでも書く人もいますし、それもアリです。ブログもそれなりに続けていれば、書いている人が一般人であっても、読んでいる人がこの人の事をもっと知りたいと思ったりもします。特に、いつも真面目な記事ばかり書いている人が急に笑える記事を書いたりすると、どうしたんだ?と思いますよね。人間臭さが出ると言うか。
余談ですが、例えばwebcre8はwebのことを勉強しようと思って色んなブログを読み漁っている中、一際心魅かれたブログがホームページを作る人のネタ帳でした。そしてそのブログの持ち主やまださん( @yamada_nt )がどういう人なのか、読み始めた頃はそうでもなかったものの、読んでいるうちにすごく気になってきました。ブログの向こうにいる人に興味を持ったんですね。まあ、ファンと言えるでしょう。
その後もウェブルのそらいっち( @soraiy )、かちびと.netのシロさん( @kachibito )。どんどん色んな人のことが気になっていきました。そんなことを感じてからはブログのみならずTwitterアカウントまで、これを発言している人はどういう人なんだろう、会って話もしてみたいとも思うようになりました。
WEBCRE8.jpのテーマ
webcre8がWEBCRE8.jpで書きたかったテーマは「webとデザインについて、書くことを通して学びたい」と書いたように、webとデザインです。目的の第一義を決めろと書きましたが、この場合は目的とセットでテーマも決まっていた感じですね。
このテーマはwebcre8の場合仕事・学習、趣味、生活、興味を持ったこと、考えていること全てを兼ねており、非常に自由度が高いです。その分、その自由度に任せると話題が拡がり、ターゲットが定まらなくなり、専門性が薄れます。
webcre8はwebとデザインにどっぷりの生活を送っているので話題選びが楽です。そしてこれらから逸脱する趣味や生活の話題、考察なんかは書かないことにしています。ネタがあるのなら書いた方が書かないよりはアクセスが伸びるかも知れませんが、別にネタはたくさんあるので、そんな事書いてる暇があったらwebとかデザインの事書きたいよって感じですw
意識しなくても書ける人にはあんまり関係ないです
強調しますが、これらのことは当然ですが自分が何をやるべきかが定まっており、自分のやりたいようにやっている人にはあんまり関係ないと思います。なので今しっかり更新されている方達にとやかく言うつもりはまったくありませんw いちいちきっちり決めて作るのは面倒ですしね。楽しいのが一番です★
でもまあ、例えば迷走したとき、何を書けばいいか分からなくなったとき、それでも辞めたいわけじゃない場合は…一度立ち止まって自分が今何のためにやっているかなど、考えてみるといいかもしれません。もし書きたい記事が最初のイメージとは違っていたとしても、更新することを優先とするなら、他のことは置いておいて、記事が書けるはずです。
終わりに
まとめます。ブログを始める前に、以下のことを決めます。
- ブログの第一義的な目的を一つに絞る
- 必要ならそれに逆らわない相性のいい目的を追加する
- ブログにかける時間を決め、必要なら目標も立てる
- テーマを必要なら複数、そうでなければ一つ選ぶ
という感じです。
「ブログを書きたい」「ブログを書かなきゃ」という気持ちは、どんな場合も本文に挙げたような単一の必要から出てくるものではく、色んな必要が合わさって生まれるものだとは思います。
ですがその一つ一つを切り分けていくと…同じ重要でも、人から言われる重要と自分にとっての重要は必ずしも一緒ではありません。自分の優先したいことをブレないように持っていれば、いずれ望んだブログを始められると思いますし、また、残念ながらもう続けるべきではないと判断した場合も後悔しない形で止めることが出来るのではと思います。
人の書く文章からは、自分の中からは到底出てこないものが出てきます。あなたの中にもそれはあるでしょうし、私の中にもあるんじゃないかなーと思っています。そういうものが見てみたくて、webcre8は今日もブログを読みに行き、書いていきます★