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ブログ以外の、目的に応じた発信手段とその特性(pplog、note等)

この記事は約8分ぐらいで読めます


私はブログが好きで、よく人にブログを書くことを進めていますが必ずしもブログという手段にしなくても目的にあった方法はいくらでもあります。そういうのを紹介してみます★

私はブログを書くことがすごく好きで、同業で何かをはじめたい人、これから同業になろうとしている人にはまずブログをはじめることを勧めています。例えば今ならLINEスタンプを作るとかでも、開発ブログを作れば自分で宣伝できたりとか、いいことはかなりあります。

でも、どんな場合でもブログがいいということはもちろんないです。どんな目的にブログが合っていて、どんな場合にブログ以外の方法を考える価値があるか考えてみます

ブログを始めたほうがいい場合

情報の発信にはブログが最適…とは限らない場合もあります

情報の発信にはブログが最適…とは限らない場合もあります

まず何らかの発信を行っていくとして、その手段としてブログを選択しそうなだと思っている人の目的は以下のような場合が多いでしょう。

  • Web制作の勉強のため
  • 何らかの宣伝を行うため
  • お小遣い稼ぎするため
  • ブログを書いてみたいから

Web制作を始めるなら

先日、アップルップルの一道さん(@kazumich)が書いていた未経験でこれからWeb制作会社に入りたいと思っている人達へ | kazumich.logという記事がすごく良かったので紹介します。

この記事でブログについて言っていることは、ブログは制作行程自体にWeb制作の仕事を始める前に知っておきたいことが詰まっているから、そういう仕事をしたいのならブログにしようということです。ドメインやサーバーを自分で用意して、アップロードして、SEOを考えたりデザインを工夫するということはこれから何度も何度もやることですしね。

とりあえずブログを始めたい!という人は、そういう人向けにも記事を書いてますんで以下をどうぞ。

お小遣い稼ぎなど

別にWeb制作を仕事にするわけではなく、アフィリエイトをやってみたいなどの同期であればわざわざ一からブログを作る必要はなく無料ブログサービスで十分です。広告が自由に使えるブログサービスもありますしね。

何かの宣伝であれば、独自ドメインをとって割り当てるだけでもいいですよね。それだけのためにブログ自体を作る手間に時間をかけるのは非効率的です。もちろん細かなチューニングを行いたいとかそういうつもりがあるなら自分で作った方がいいわけですけど、多分コンテンツ制作に時間を割り振った方がよさそうですw

他にも方法はある

で、ここからが本題です。別に上記のような大きな労力をかけてまでやらなくてもいいような発信の方法として、またはただWebに文章を書きたいからという人のために、ブログに似たWebサービスがいくつかあります。特に最近、ここ一年以内に始まったサービスとしては以下のような感じです。

  • pplog
  • note
  • ShortNote

これらは同じような時期に生まれ、それぞれ違ったコンセプトを持っています。

pplog

pplogは極めて異色なポエム投稿サービス

pplogは極めて異色なポエム投稿サービス

pplogはゆるふわなインターネットの雰囲気を持つポエム投稿サービスです。大きな特徴として、他のサービスではできることをあえてできないように作っています。例えばフォロー、フォロワーのようなシステムがないこと、最新の記事しかページに残らないこと(ユーザーの管理画面には残ります)、そしてコメントを残すことができないことなどです。

こうして様々なことが制限されていることによって、ブログやソーシャルメディアに書くほどいろんな人に聞いてほしいわけでもない、残ってほしいわけでもない、でもどこかに書いておきたいというようなことが書けたりします。

悩みや不安、やるせないことや惚気なんかが書き込まれたり。人にとってはどうでもいいんだろうけど、ソーシャルや非公開の記事よりももっとここだけの話し、そんなポエムのようなものを投稿するのです。

人のコンテンツを見たい場合はページ下部の骨のボタンを押すランダム検索、自分のや人の文に足あとを付けた人のアカウントを見に行く程度で、ほぼ共有性はありません。

pplogは文章を書きたい、何かを人に投げかけたいけど別にたくさん読まれたいわけじゃない、そういうのは疲れそう、なんて人にオススメです。

note

noteは販売もできる投稿サービス

noteは販売もできる投稿サービス

noteは自分の書いた文章や画像、動画などのコンテンツを有料で販売したり配信することができるサービスです。前身として同じPieces of Cakesが運営するcakesがありますが、cakesと違ってこちらは有名人ではなく、登録した誰でもがコンテンツをそれぞれ販売することができます。

使われ方も様々で、ただブログのように発信する人、Facebookのように短い投稿をつぶやく人、あえて最初から販売はせずに読んで面白かった人がお金を払う投げ銭形式をとる人、様々な人がいます。

不思議な気もしているのですが、このサービスもサービス内部で例えばフォローした人のフォローした人がタイムラインに流れてくるようなシステム、つまりRTやシェアのような仕組みがありません。そのため自分の興味のある人しか目に入らず、逆に言うと偶然の出会い、サービス内でバイラルするということがありません。

マガジンという新しい機能が入ったものの、依然としてこの広がりにくい仕組みは独特ですね。とはいえソーシャルに流れてしまえばもちろん普通のブログと同じです。

noteは自分に対して強い関心を持っている人に向けてコンテンツを手軽に発信したい人に合っているでしょう。

Shortnote

ShortNoteは掲示板のような投稿サービス

ShortNoteは掲示板のような投稿サービス

今回紹介した中で、ShortNoteだけはちゃんと使ってません…。 上記二つは最初にデザインが気に入ったということがあったので結構使ってますが、これはサービスの様子だけ見てみた感じです。

Shortnoteは文章やリンクを書き込んで、色んな人の書き込みも見られるようになっている掲示板のようなサービスです。インターフェイス的にも最新の書き込みと人気、フォローと、割合新しく知らない人の書き込みが目に入りやすい形になっていますよね。上2つとは明らかに発想が違います。

ブログと比較すると圧倒的にフロー型で、新しい情報がどんどん流れてくるためコンテンツが溜まっていく感覚はないですね。そこはある意味pplogも同じですね。全員参加の長文アリTwitterといった印象です。

あと、似た印象を受けたのははてなのアノニマスダイアリーでしょうか。こちらは匿名ではありませんが…。

ShortNoteは他2つと比べ、特に気軽な文章を不特定多数の人の目に触れさせることができるサービスだと思います。

おわりに

この他にも文章を書くサービスはもちろん無料ブログサービスと呼ばれるようなものやmixiのようなSNSもありますよね。

特に近年始まったWebサービスを中心にフィーチャーしましたが、これらはいずれも新しく生まれたニーズに沿ったものだと思います。

普通のブログはなんか違うなーと思っている人、チェックしてみてください★

あ、私もnoteで最近まさにブログが好きだとこの記事そのままの文章を書いたりしました。こっちのブログではあまり書かない適当なことをnoteで書いているので読んでもらえると嬉しいですね!

酒井優 (glatyou)|note