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[SEO]リンクにも種類がある

この記事は約5分ぐらいで読めます

リンクしていることの意義
発リンクってどれも同じリンクだと考えていたんだけど、そのリンクが文書にあることの役割、張った動機を考えると若干違うなと言う話。

これは単なる私の考察ですんで、意見頂けるとありがたいです。

リンクを張る

あるページからあるページへリンクを張っている場合、特に外部のドメインへ張られているリンクをSEOの世界では発リンクと言います。リンクを受けている場合は被リンクですね。このリンクというものはご存知の通り、殆どの場合引用や言及等、そのページに他のページが何らかの影響を与えた、またはその逆の場合に張られます。

リンクが張られる動機

リンクを張ることにはいくつか理由があります。

引用のリンク

よく使うのは引用のリンクです。引用のリンクはあるwebページに書かれてあることに同意し、その意見・コンテンツを自分のページで取りあげたとき、その出典を示します。

言及の為の引用のリンク

引用と似ていますが、言及の為の引用のリンクというのもあります。言及の為の引用のリンクは人の意見に対して他の意見を乗せたい場合、引用した上で、それについての自分の考えなりを書きます。同意する場合もあるし、否定するためにやる場合もあります。

紹介のリンク

次に紹介のリンク紹介のリンクはそのページを作成する上で紹介しておきたいwebページのリンクです。大抵は文書下部に置かれたりします。

リンクの為のリンク

そしてリンクの為のリンクリンクの為のリンクは他と違い、そこにリンクを張ることそのものが目的です。例に挙げたいだけで意味はなかったり、リンクにしておきたいだけだったり。

発リンク先の為のリンクか、発リンク元の為のリンクか

リンクしていることの意義

リンクしていることの意義

このうち、引用のリンクは発リンク元の文書の為のリンクであると思います。引用した場合発リンク先を示すのは義務ですし、そのページがなければそのページは生まれなかったかも知れませんよね。

言及の為の引用のリンクは、どちらかと言うと意見に公正を期す為…つまりリンクされているという事実より、閲覧者が簡単に元のコンテンツを参照できるようにというユーザーへの配慮が目的になっているかなと考えています。しかし、これにはコンテンツを構成する一部として重要な意義があります。

紹介のリンクは、発リンク先の為のリンクです。もちろん、紹介する事自体がコンテンツの価値になっている場合、つまり発リンク先の為と言うより発リンク元の価値の向上という部分を狙って張るリンクもあります(まとめ記事とかですね)が、そうであってもやはり紹介するという事自体はリンク先にとってこそ重要です。

リンクの為のリンクはどちらでもないですね。

rel=”nofollow”

そのリンクにはどんな意義があるのか

そのリンクにはどんな意義があるのか

ということを踏まえて考えると、a要素によるリンクの意義って、そのリンクの文章での使われ方によって全然変わってくるなーと思います。まず金銭を支払われて張るバナーにはrel="nofollow"をつけるべきなんでしょう(そうでないとSEOの為のリンク販売になってしまうはず)が、これは紹介のリンクに当たると思います。また、ソーシャルアカウントへのリンク等はリンクの為のリンクで、それ自体にあまり意義はないと考えています。

そしてこれら紹介やリンクの為のリンクとそれ以外のリンクは別物だなと思います。

nofollow属性をリンクに付けるのはどんなとき? | 海外SEO情報ブログ

この記事によるとrel="nofollow"をつけることにSEO的な価値はなく、殆どの場合使う必然性もないそうです。が、リンクをどういう意味で張っているかと考えてみると、rel="nofollow"ではその意思表示ができるような気がします。そうすると紹介や、リンクの為のリンクにはrel="nofollow"をつけた方が理に適っているような、そんな風に思います。

今現在rel="nofollow"をリンクに設定していることにはどのブラウザにも目に見えるレンダリングの実装もありません。ただ、SEO的な意味があるかどう見えるかではなく、どういう意味であるのかを表すマークアップをしたいと思っています

参考

rel="nofollow"の本来的な意味は以下の通りです。

rel=”nofollow” – ウェブマスター ツール ヘルプ

これを見る限りrel="nofollow"は「いやいやリンクしているものにつける」といったニュアンスが強いですねw

ただ、そういう意味でもただ単に利便性の為に張られたリンクや機械的に張られたリンクはどちらかと言うとこっち寄り(引用や言及とは質が違う)なのではないかなーと思ったわけです。

…うーん。今そう思うだけかもしれませんw