WEBCRE8.jpウェブクリ8.jp

webデザイナーによる、デザインとwebを楽しむ情報ブログ

考える。

WEBCRE8.jpによるweb制作やデザインについての考察を
書き綴っていくカテゴリです。

[web制作]web制作を頼まれることを料理の提供に例えると…

この記事は約5分ぐらいで読めます

美味しい料理を食べさせてあげたいですよね★
以前webデザインに要求される能力は発想力知識技術だと書きましたが、それぞれがどういう局面で必要になり、またそれをどのように使うべきか、料理に例えて解説してみます。

[webデザイン]目的を実現する為の3段階のwebデザイン能力

かなり前に[webデザイン]目的を実現する為の3段階のwebデザイン能力という記事を書きました。

このときはwebデザインについてと限定していましたが、今回はちょっと範囲を広げてweb制作全般の話です。この記事で話した発想力知識技術が他の事で言えばどういった部分に置き換えられるのか、料理に例えて書いてみました。

一人のための料理の場合

一人の相手のことを考えて料理を作る

一人の相手のことを考えて料理を作る

目的はそうですね、彼女や彼氏、奥さんや旦那さんなんかに美味しいと言ってもらえる料理を作ることにするとします。

発想力は、相手に美味しい料理を提案するのに役立ちます。いつもはイタリアンが好きでも、今日は疲れていて癒される味が良いかもしれませんね!もちろん、それでも依頼者が「イタリアンを食べたい!」と言っている場合はそれに素直に従うのもテですw 「薬膳料理の良さを教えてあげたい」と言うような手段の目的化はよく失敗します…w

知識は、そんなときどんな料理を作ればいいのかを知っていることです。疲れているときは甘いものが良いかもしれません。肌を気にしているのならビタミンですね。お皿や一緒に出すお酒なんかにこだわってみるのもいいのかも。高いものが良いという訳ではなく、その場に合ったものを。

技術は、実際に思い描いた味や見た目をちゃんと成立させられるかです。折角美味しそうなレシピを知っていても、強火で焦がしてしまっては「努力は認めるけど…」と苦笑いをもらってしまうかも。もちろん包丁さばきがいくら上手くても、毎回同じ料理じゃ飽きられちゃいますし、味の好みを知ってないと満足はしてもらえませんよね。

複数人のための料理の場合

複数の相手のことを考えて料理を作る

複数の相手のことを考えて料理を作る

次に複数の場合を考えてみましょう。例えば家族が友人を家に招いてパーティをしたいと言ってきたとします。

たくさんの人が来るので、つまみやすくて冷めても美味しい料理を作るか、一品づつ料理を出すか…これは実際に訪れた友人にどう食事を楽しんでもらうか、その場のイメージが必要ですね。このとき依頼者が「そばを食べたい!」と言ってきても、本当にそれがいいかはヒアリングが必要かもですねw ここが発想力。

揚げ物や汁物はその都度温める必要があるかもしれませんし、呼ばれてくる人が若い人ばかりなら味付けも濃い方がいいかもしれません。色んな人が来るのなら、テーブルにケチャップや塩を置いておけば完璧ですね!そういうアイディアは知識が必要ですよね。

同時に複数人に食べてもらうわけですから失敗はできないですね…!微妙な味付けではもう集まってもらえないかも…家族の評判を落とすのは怖いですね>< ぶっつけ本番で作るのではなく、作り慣れたものを作りましょう。飽きられるかも、と言う心配は一度目の来訪で良い印象を作ってからしましょう★技術力がモノを言います!

相手を喜ばせること

美味しい料理を食べさせてあげたいですよね★

美味しい料理を食べさせてあげたいですよね★

いかがでしたか?当然かもしれませんが、こうして考えると同じ人のために作るという点では料理もweb制作も一緒ですよね。料理する時は当然のように考えていたことがweb制作する時はすっぽり抜け落ちている、またその逆があったりしないでしょうか。

私は料理もしますしweb以外のアクセサリーなんかも作ったりします。そういうとき、独りよがりになっているとき、別にそうでも構わないとき、と意識的に考えたり…まあ考えられてなかったりしますw

実際にはサイトにはユーザーが存在するので、感覚としてはweb制作は後者の複数人のための料理の方が近いかもしれませんが、どちらの流れが近いかは働いている環境によるでしょう。ユーザーの方を向くことを諦めたくはないですが、上司を納得させられるかどうかが全ての職場だってありますしね…。

どんなに美味しい調味料を買っても、すごいレシピや包丁のとぎ方を知っていても、食べる人の事や食べられるシチュエーションを知らないと利用者の満足は得られません。普段からサイトを利用したり、どういう人にどういう配慮や使用感が求められるかを知ることが大事なんですねー。こうしたことを配慮する事がUXの向上にもつながるのかなと思います。