2013年のエイプリルフールが待てない人へ。過去を振り返りつつ今年はこう楽しむべし
この記事は約6分ぐらいで読めます
エイプリルフールですね
やってきました、毎年毎年webの中ではお祭り騒ぎのような感じになるエイプリルフールですね!
去年は私もWEBCRE8.jpをスタートさせ、このお祭りの末席に加わることも出来たはずが…時間もネタもなくさっぱりだったので、来年こそはと思っていました。WEBCRE8.jpはwebを楽しむブログなので、こんな騒ぎに加わらないことがもう間違いですよね!
去年のエイプリルフール
まあ皆さんがどんな芸を仕込んできてくれているか楽しみなエイプリルフールですが、とりあえず去年のエイプリルフールでも振り返ってみましょうか。
http://gigazine.net/news/20120401-aprilfool-matome/
http://matome.naver.jp/odai/2133320277501365101
GIGAZINEだったりNAVERだったりで紹介されていますが、その数も100以上…w ネタを展開するwebサイトはニコニコ動画、ロリポップ、KAYACといったもともとそういうノリが好きな有名企業の他、au、さくらインターネットといった普通の企業まで、本気のネタをぶつけてきます。もちろん私のようなブログ、webサービスさんなんかもここぞとばかりにネタコンテンツを持ってきます。
よくあるコンテンツの傾向
さて、ここで従来のコンテンツを振り返ると、エイプリルフールコンテンツにはいくつかの系統があることがわかります。今年のエイプリルフールをニヤニヤ楽しむため、ちょっと系統分けしてみましょう。WEBCRE8.jpは分類が大好きなのです。
オリジナルコンテンツ
一番大変なヤーツです。古くはエイプリルフールの常連選手だった円谷プロがたった一日のエイプリルフールのために作った、ウルトラ怪獣とウルトラ戦士のためだけのSNSエムナナハチ、ツブッターなど。他にもどう考えてもやり過ぎなものが目立ちます。
http://matome.naver.jp/odai/2133316124298967701?page=2
嘘がどうこうとか言うより、その労力がすごい。昨年と一昨年は控えていたみたいですけど、今年は、今年は、とネットヲッチャーが熱い視線を送っており、何かアクションを起こそうものならまたサーバーは落ちるでしょうねw
私の知っている人の作品だと、ぱくたその@susipakuさんとネタ帳の@yamada_ntさんの合作コンテンツ、ホットパンツ協会がありました。
http://www.hotpants-japan.com/
利点は自ずと作るのが大変になるので、評価されやすいことです。バズりやすいですね。欠点は、大変なことですw リソースがないとできません。
セルフパロディー
自身が持っているコンテンツをパロディーするものです。ぱっと思い出せるのだと、webでお誘いしたい人とお茶するというwebプラットフォーム、CoffeeMeetingが一緒にラーメン二郎を食べに行くJiroMeetingにリニューアルする、というようなやつですね。
http://coffeemeeting.tumblr.com/post/20235227716/coffeemeeting
利点は自ずと方向性が決まりやすく発案しやすいことですが、元のコンテンツのコンセプトが広く認知されていないと何が面白いのかわからないのが欠点です。内輪ネタで終わってしまいがちなので、容易には挑戦できないですね…!
おもしろネタ
単純に、ふざけたネタを作り出すことです。とりあえず面白いネタはバズりやすいので、真面目な企業もふざけた企業も、とりあえずやってみる感じです。上記のオリジナルコンテンツと似てますけど、こっちはより、なんというか本当にふざけてる感じのヤーツです。
GMOがやったこれなんか、全く関係なくておもしろアイディアだけで驀進した感じがいいですね。
利点は元の企業のコンテンツなどに縛られず自由に面白そうだと思ったことをやれることですが、欠点は…そのコンテンツを展開するに至った言い訳というか、理由がないので、滑った時ツラいってことですね。ルターでも免罪符買いに行くレベルですね。
めちゃめちゃ面白いネタを思いついてしまった時はオススメです。ネタがないからって無理やり選ぶと死亡フラグ。
業界ネタ
自分がフィールドとしている業界やジャンルに属している人間にしかウケないネタをやります。
DESIGN Oilのとっきーさん(@tokizaki)がやっていた入れるIE保険「まだまだだ」のように、特定の業界では鉄板ネタのコンテンツを扱うことで、狭い範囲に深く刺さります。
利点は対象さえわかっていれば手堅いということで、欠点はよくも悪くも想像の範囲に留まるってことですかね。ウケるネタがわかっているなら、あまり労力もかからないし手始めにやるにはオススメです。
デザインの変更
嘘をつく、というより、来訪者をいつもと違った演出でびっくりさせるやり方です。
トップページで遊んだりしているので現在事例を見た目で紹介することが出来ないのですが、結構多数見られます。
利点は別に嘘とかではないので、「おお、変わってる」とある程度のリアクションをもらえることで、欠点は…確実にその場限りのものになってしまうということでしょうか。作業に割くリソースに余裕があって、コンテンツの内容が思いつかないときはこれでいけますね。
ニセプロダクトのリリース
webサイトや企業、ブログを運営する個人などが新しいサービスや、プロダクトをリリースするという告知をすることです。
http://www.google.co.jp/ime/-.-.html
今気付いたんですけど、これURLも面白いですねw
Googleはエイプリルフールにリソースを割くことに積極的なので、面白いサービスを提供してくれます。
しかも、モノによっては継続的にサービスを行なってくれたり、せっかく作ったんだからネタで終わらせずそのままサービスとして提供するというパターンがあります。
利点は、そのまま自社のサービスが宣伝しやすいこと、話題になりやすいことでしょうか。欠点は、実際に信憑性のある素材を用意しなければならないということですね。主にビジュアル的な見せ方がうまいところに向いています。
まとめコンテンツ
エイプリルフールとの関わり方として、これまで挙げたものとは一線を画すやり方。自身ではコンテンツを作らず、コンテンツをまとめることでネットヲッチャーを呼び寄せるやり方です。前述のGIGAZINEなんかはまさにこれですね。
最近はNAVERまとめのまとめやニュースサイトがガッツリやってしまう事で、個人のブログなんかでまとめてもあまり盛り上がりそうにないですね…。
利点は何もコンテンツが必要ないこと、欠点は既に飽和していることですね(エイプリルフールネタ自体が飽和しているって話もありますけどw)。既に次から次へとデビューしてくるコンテンツをリアルタイムでまとめて更新していくとか、皆さん頭一つ抜ける為に大変な思いをしていますw
終わりに
とまあこんなもんでしょうか。
コンテンツによって透けてみえる制作者側の都合や意図なんかを考えながら見ると、エイプリルフールコンテンツをもっと生臭く楽しむことが出来てオススメ…はちょっとしないですけど、こういう観点もありますよねーw
さてではみなさん!これから24時間、汗水たらしてweb制作者さんたちが作ってくれたコンテンツを、私たちは大いに楽しもうじゃないですかー!