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[ブログ]読みやすい構成の文章を書くときに私が気をつけている4つのこと

この記事は約5分ぐらいで読めます

webcre8のweb制作系備忘録です☆
ブログは読むものなので、読みやすいということはすごく考えます。私が普段気にかけていることを適用した文章を書いてみます。

私は長ったらしい文章を書くのが好きなのですが、実際にそんなのばかり書いていると読む人が疲れてしまいます。そういう記事は気持ちが高まったときのみにして、基本的にはなるべく文章の構成を読みやすいものにしないとなーと考えます。

というわけで、今回は私が読みやすい文章を書こうとすることに特に気をつけていることを、実際にそれを意識した形で書いてみます

文と段落の長さ

まず、一つの文の長さは読んだときに一息で読み切れる文章にするのがいいと思います。例えば実際にその文章をカンニングペーパーを持たずに読もうとした場合、前半の部分が後半の部分にどうかかっているのかを忘れてしまうような長さの文はきついです。音読してわからないなら、文字で読んでも頭に入らない可能性が高いですよね。

そして、一つの文の中に読点は二つまで、段落の中には文を三つまで、というような長さで段落を区切りひと呼吸置けるようにします。この文のように、接続詞で呼吸を置きたい場合や箇条書きをさらっと書きたい場合は別です。あくまでこの数は目安で、平均的にこうなっていればいいと思います。

ちなみに、こうした短い文章で言いたいことを伝える練習にはTwitterが最適だったりします。1ツイートに言いたいことを二文程度でまとめられるように書くと、読む人の頭にすっと入ってくるんじゃないかと思います。

詳細度

この文章は全ての節が三つの段落で構成されていますが、これも読みやすそうな長さを考えた上でのものです。それが出来ているのは、ここで挙げている読みやすい文章の構成要素の詳細度を統一している為です。

一つの段落で話している文章が長くなるのは、余計な説明をしてしまっているか、話している内容が複雑すぎる場合です。一つの節の中で、その節で言いたいことを表す大見出しの話題から逸れるような話題を展開するときには中見出しをつけます。その説明が必ずしも文の流れの中で必要ない場合はコラムや脚注で補足する形にします。

今回は最低限伝えたいことをまとめるため、中見出し以下の分割をしないですむように項目ごとの詳細度を低くしています。これがかなり込み入った話題や専門性の高い話題だと、各項目ごとにもっと深い解説が必要になるかもしれません。ただ、文章の内容の伝わりやすさを意識するならそれはいくつかの個別の文章に分けてしまった方が無難だと思います。

展開

文章にはある程度のストーリーがあった方が、各段落が一つのつながりとして頭に入ってくるため読み取りやすいです。文章の展開にはよく「序破急」、「起承転結」などの言葉が使われますが、要は文章として連続性があるとよい、ということです。

この展開は文章同士、段落同士にもあり、統一した流れを作ることで読んでいてテンポのいい文章になると思います。この文はまず最初の部分で要点をつかみ、次の文ではそれを発展させ、最後の文章でまとめたり、注意するべきところを述べるというような流れを繰り返しています。

これに加え、節や項ごとに要点を強調したり、項目を箇条書きしたり、画像を使った理解のための補足を行ったりすることもあります。今回は話をシンプルにしたかったので、見出しと段落のみで構成してみました。

漢字や言葉遣い

漢字や言葉遣いは当然内容によって適正なものが変わってくると思います。今回の文章は解説のための文章なので、なるべく平易な言葉で、ですます調の文章で統一しています。

文章の言葉遣いや漢字は、述べている内容を変えずに印象だけをコントロールできる、HTMLにおけるスタイルシートのような存在です。以前[ブログ]約物は言語のマークアップ。約物や記号のルールを決めるという記事を書きましたが、カッコや記号が文章を意味付けし、使う言語や言葉遣いが印象を作るという考えです。

また、言葉遣いについては私はたまにですます調よりくだけた、ふざけているような言葉も使います。具体的には語尾に長音をつけたり、「じゃないですかね」みたいにあえて適当そうな言葉を使ったりです。これは難しそうな話題をもっと軽く受け止めてほしいときに使っています。それにしても、文の信頼性をなくすような気もするのでちょっと使いどころが難しいやりかたですね。

終わりに

このようなことを、気にしたり気にしなかったりして文章を書いています。とにかくまずは読む気になれて、読み続けられて、なおかつちゃんと頭に入るような構成をしないと、文章に書いてあることをたくさんの人に読み取ってもらうのは難しいことだと思っています。

この文章は、以前書いた[web制作]webコンテンツの可読性を左右しそうな要素を思いつくだけ書き出したという記事の中でいう可読性の中のリーダビリティー、更にその文章構成だけに焦点を当てて書きました。詳細度を深くするなら各項目について更に深い見出しを作って掘り下げることも出来るでしょう。

いくつものことを一つの文章で言おうとすると、読めはしても頭には入りにくいです。出来れば、主題と副題程度に絞って一つずつ解説していくことが必要でしょう。…と言いながら、そんなにお行儀のいい文章ばっかりでもないほうが面白かったりはするんですけどねw

ちなみに、この文章を書こうとしたのは以下の記事に触発されたからな様な気がするので紹介します。

ブログで生活している私が意識している『ブログでやらない事8つ』*ホームページを作る人のネタ帳

私の分だけだとナンなので、こちらも読んでみてはいかがでしょうか。