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いいこと言ってるのに…情報の伝わりやすさを左右してしまう要因と3つの分類

この記事は約10分ぐらいで読めます

そもそも伝わる可能性がないこともあります
文章を見て、内容以前の問題でそっ閉じ…これってかなりつらいですよね。今回は、伝え方を工夫すると同じ情報でも伝わりやすさが大きく変わるよねという話しです!

文章において書かれてある内容が役に立つことか、面白いことかということは当然一番大事なことですよね。…一番大事なことですが、実際には情報というものにはそれをより良く、あるいは悪く見せてしまう本質以外の要因がたくさんあります。今回はこれについて考えてみました。

ちゃんと文章を書いているのにどうにも信用されない。同じ情報を伝えているのに、Aの文章が伝えることはちゃんと読まれていて、Bの文章は全く読まれないし読まれても伝わらない…こういう結果を生む要因を分解してみましょう★

ちなみに今回の話しは、あくまで読み始めた段階での伝わりやすさについて書いています。宣伝とかソーシャルとか、どうやって文章自体に触れるきっかけを作るかについては書いてません。

例えば伝わる可能性を上げる方法として[クリエイティブ]私が意識している、無難かつ人の興味を惹き効果を最大化するコンテンツ制作のヒントという記事を書いたりしましたが、こういうことは過去にも多く書いています★

はじめに

文章とは、通常は読む人に何かしらの情報を伝えるために書かれています。情報といってもその種類は様々です。

文章を読むとき、その文章が実際に持つ情報の主旨に関わらず、言葉遣いや説明の流れ、それが書かれた媒体の性質や見た目のデザインなどによってその内容が自分にとって価値のあるものかを判断してしまうことが誰にでもあると思います。

ニュース
主に実際に起きた出来事や付随するデータなどの情報
レポート
主に実際に起きた出来事やレポーターの評価など
実用書籍
主に専門家による自身の分析やデータ、解説、考察など
エッセイ、ブログ
主に有名人の自身による体験、感情など
詩、小説
著者や登場人物の行動や心情、背景にあるテーマなど
様々な伝達手段が本来持つ情報

以下の節では文章の内容が読む人に伝わるかどうかを左右し、ときにコントロールもできる要因を分類して挙げていきます。一応文章に、と限定してますが会話なんかでも当てはまると思います。

どんな経緯の情報か

どんな人がどう伝えているかってかなり重要視されます

どんな人がどう伝えているかってかなり重要視されます

情報を伝える文章が、何についての情報か、どんな出所の情報か、いつの情報かどんな手段を経て得られた情報かなどです。言い換えると、メタ情報的なものです。

筆者の情報

誰が、どんな人が書いたかです。

書いた人が専門家なら、その分野のことについては信頼されやすいでしょう。しかし切り口がアカデミック過ぎて普通の人には理解できない次元の論点を扱っている場合もあったりしますね。

筆者を好意的に見ていたり、知っている人は興味が湧きやすいかもしれませんし、肯定したいかもしれません。反対に、だからこそ軽んじてしまう場合もあると思います。

伝達経路

情報の発生源からどのような経路を経て発信されているかです。

実体験であればやはり体験した人が書いた文章には一番信憑性が持てます。その文章で初めて発表される情報は新機軸である可能性もありますね。また、有名人のプライベートな話題なんかも本人から発信されたものの方が好まれたりします。

しかし、例えば研究、考察などについて人の手が入っていない、まだどこでも検分されていない情報は正確さが担保されていないとも言えます。多くの人にとって価値があるものかどうかがわからないって感じですね。

媒体

読み手が最終的にどんなメディアから情報を受け取ったかです。

同じ人が書いた文章でも、どのような編集、もしかしたら検閲を経て届いたかによって情報の信頼性は変わると思います。媒体運営者の悪口をその媒体では書きにくかったり、そういうことをどの程度認める媒体なのかということは情報の公平さに関わりますよね。

また、信用ならない媒体からの情報はその情報自体が正確なものか、などを疑う場合も出てきます。

作成、更新日時

いつ書かれた、または編集されたものかです。

新しさが求められる実用的な情報は、それが新しく作られたものか、アップデートされたものかが重要です。Web制作の記事なんかはその割合が強いですよね。

逆に、古くから使われている情報なのか、枯れているのかというような評価軸で情報の価値を判断することもあります。

受け取ることができる情報か

そもそも伝わる可能性がないこともあります

そもそも伝わる可能性がないこともあります

情報を伝える文章が、読める文字で書かれているか、読める言語で書かれているかなどです。言い換えると、アクセシビリティーです(ただしここで論じているのは限定的な要因です)。

文字

解読可能な文字で筆記されているかです。

単純に、読むことができない文字を読むことはできません。その文字を読解できない人がその情報にアクセスすることはできませんし、本当は読めるのだとしても読み手がそう思っている時点で伝達不可能な情報となります。

言語

読める言語で筆記されているかです。

文字と同じように、読めない言語で書かれていることで読もうという意志すら持たれない場合も多いと思います。

視認性

読める状態の文字で書かれているかです。レジビリティーとも言います。いわゆるビジュアルデザインはここに属します。

字が汚かったり、背景の色と同化するような色であったり、文字が欠けていると情報は正確に伝わらないですし、その情報が正確に読み取れるものだとも思われない可能性が高いです。

次節であげるリーダビリティーとともに以前[web制作]webコンテンツの可読性を左右しそうな要素を思いつくだけ書き出したという記事で解説しています。

どのように提供される情報か

同わかりやすい話しとわかりにくい話しがありますよね

同わかりやすい話しとわかりにくい話しがありますよね

文章に使われている文体、どんな言葉を使っているか、どんな順番で書くかなどです。言い換えると、リーダビリティーです。

[ブログ]読みやすい構成の文章を書くときに私が気をつけている4つのことという記事で既に書いていますので詳しいことはそちらでもどうぞ。

言葉遣い

丁寧か、くだけているか、どんな筆者を想像させる言葉遣いかです。

しっかりとした文体の文章は内容についても信頼されやすいでしょうが、法律関係の文章やルールブックなどのように例外を作らないように書かれた文章は逆に理解しづらかったり冗長に感じたりすることもあります。

筆者の雰囲気を感じさせるような文体は親しみを持たせることもありますが、好き嫌いが生まれやすいですね。くだけた文章はなんとなく、厳密な正しさは持ってないように思ってしまうかもしれません。

ワーディング

使っている言葉が一般的か専門的かなどです。

筆者が普段使っている言葉を知っている人は専門的なワードがちりばめられていても問題ありませんが、あまり詳しくない人が読むとチンプンカンプンでしょう。

では平易に書くと良いかというと、それでは文意を伝えるために多くの言葉が必要になり、冗長に感じます。言葉の説明は入れすぎると、専門性の高い人からはレベルの低い文章だと思われることもあるようです。例えば、ふりがなを振っている文章は子供向けのものだと見られたりしますよね。

挿し絵、参考情報

文章の理解を助けたり、情報の背景を知るコンテンツが提供されているかです。

ある事実を伝えるニュースのような情報の場合、その様子や人物などを撮影した写真が加わっていた方が情報の理解が深まります。他にもグラフや参考情報を提示するのも効果的です。

また、視覚的にも文字が並んでいるより画像を含むことで読み疲れるのを防いだりリズムを作ることができます。よくブログ記事などで参考画像がなくても話題の内容をイメージさせるような画像を挟むことがありますね。

文書構造

文章の章、節、項などや、話題の掘り下げの加減です。

大見出し、中見出し、小見出しなどで一つの話題を章、節、項などに分割し、内容を重み付けします。また、文章全体における配分や順番によって読む人は自然に重要さを判断するでしょう。

論理展開

問題提起や結論までの展開などです。

よく物語構成のテンプレートとして序破急とか起承転結とか言われますよね。論文などでは序論、本論、結論と言われる構成のしかたがあります。

補足的な情報は入れすぎるとわかりづらくなる可能性があります。人は文章が枝分かれすると簡単には思考が戻せないらしいので、わかりやすさを重視するなら直線的に話題を展開する方がいいでしょうね。

おわりに

このような文章の本題以外の要因が自分の文章にどう備わっているかを考えてみると良いでしょう。また、逆にこうした要因を取り去って考えると文章の中から情報の内容のみを撮り出すことができるでしょう。

要因 説明
筆者の情報 どんな人が書いているか?
伝達経路 情報の発生源に近いか?
媒体 どんな媒体が伝えているか?
作成、更新日時 いつ書かれたものか?
文字 何語の文字で書かれているか?
言語 何語で書かれているか?
視認性 読める文字やデザインか?
言葉遣い 読み手にあわせた言葉遣いか?
ワーディング 読み手に合わせた言葉選びか?
挿し絵、参考情報 理解する手助けをしているか?
文書構造 文章の構造が正しいか?
論理展開 伝わりやすい論理展開になっているか?
情報の伝わりやすさを左右する要因まとめ

特に情報の持つ背景というのはやはり重要な要因だと考えています。私のような不勉強な人間が言ってもうなずいてもらえないことももちろんありますし、そういうことに直面すると、こういったことについて考えるのは情報を扱う人として取り組んでいくべきことだと思えます。伝える情報自体を作り出すことと同じくらい重要なんじゃないでしょうか

で、ではどうしたら良いかというようなことは各項目で紹介した他の記事でも書いていたりするんですが、基本的には相手に合わせて適宜考えるということになります。

文章書いて人に説明しているだけなのに、ここまで考える必要があるの?と思う人もいるかもしれません。そもそも情報を伝えるという行為は単に利他的な行為ではなく、読んだ人が何かを得、そして得たと感じることによって筆者側にも利益があることがほとんどです。例えば注意書きは読んだ人というより書いた人が困らないためのものですし、ブログや本で役に立つ情報を提供した人は読者のその分野における信頼を得ます。

文章の伝わりやすさについて悩んでいる人は、文章を書くときにいったいどんな人に何を得てほしかったか、さらにそれによって自分が何を得たかったかということを意識すると、情報の提供方法についてより考える必要性を感じられると思います。あれこれ分解して考えてみましょー!