[ブログ]約物は言語のマークアップ。約物や記号のルールを決める
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この記事はほぼ自分の為の記事です。後でルールについて戸惑ったときに読み返すように書きました。
常々思うんですよね、文章を書いていて。鍵括弧は発言を表し、二重鍵括弧は発言中の発言を表します。括弧は補足を表します…あれ?これ何かに似てない?
そうだ HTML だ!!
「文書を正しくマークアップするのならそれ以前に文法が整っていなければならない」というわけで、今回は正しい HTML を書くための下準備に、という視点で文章を書く時の正しい約物の使い方ってのを考えてみました。
ただ、マークアップと同じで文章の書き方もニュアンスによって正しさに違いが生まれることがあると思います。なのでこれは押しつけるわけではなくて、単にルールを文章内で統一しようという程度の話です。自分とやり方が違う、解釈が間違ってる!と思った人はあんまり気にしないでください。
句読点
、と。です。
句読点に関してはそんなに難しいことはありませんね。
読点
- 読点は、文章の途中の区切りを表す
- 複数の単語や熟語を列挙する際にも使う場合がある
- 複数の単語を列挙するときに読点を使うのは、単に前項と同じ言葉の区切りという意味で用いる。不自然な場合は箇条書きを用いる。また、列挙の際、単語に鍵括弧を使うかどうかは問わない
- 英文であっても読点を使う。カンマは引用内以外では使わない
句点
- 句点は、文末を表す
- 原則的にキャプション、箇条書き、括弧や鍵括弧内の文末には付けない
- 必ずしも段落の終わりとはならない
括弧
()、「」、『』、[]、【】です。
原則的に亀甲括弧、中括弧、山括弧は使いません。
丸括弧
- 括弧は、囲んだ部分がその文の補足であることを表す
- 文末に用いる場合は句読点の前に配置し、それ以外の文末記号(wや★、!等)の後に配置する
- 半角を用いる
鍵括弧
- 鍵括弧は、囲んだ部分が誰かの発言であることを表す
- 特に引用的な内容の場合は二重引用符を用いる
二重鍵括弧
- 二重鍵括弧は、囲んだ部分が特別な語句や文章における強調部分であることを表す
- 発言の入れ子表現の場合にも用いる
大括弧
- 大括弧は、タイトルにおいて囲んだ部分が関連キーワードであることを表す
- 半角を用いるが、 WordPress のショートコード内に使われる場合は全角や文字参照を用いても構わない
隅付き括弧
- 隅付き括弧は、タイトルにおいて囲んだ部分が独立した表現であることを表す
- 原則的には使用しない
引用
“”です。
一つの方の引用符は使いません。二重引用符の中で引用が発生するときのみですね。
- 二重引用符は、囲んだ部分が誰かの記述の引用であることを表す
- 全角の二重引用符を用い、始端と終端を使い分ける
単語や熟語の接続
・、/、―、…です。
原則的にコロンは使いません。コロンという役物は何故か好きなんですけど、見た目のバランス問題や伝わりやすさの面でダッシュやリーダーを役割に埋めていくとコロンはあぶれました。順次過去記事もダッシュに入れ替えていこうと思います。
中黒(中点)
- 中黒は、外来語の熟語を繋ぐ際に用いる
- 一般的には単語を列挙する際にも用いられるが、当ブログではその場合読点を用い、長い場合は箇条書きを用いる
スラッシュ
- スラッシュは、文中で前後の単語をそのいずれかであることとして読めばいい場合に用いる
- 基本的に「、または」という意味の代替表現として用いる
- 前後に半角スペースをつける
- 半角を用いる
ダッシュ
- ダッシュは、続く記述が前の記述の補足情報、サブタイトルであることを表す
- 前後には半角スペースをつける
- emダッシュを用い、ハイフンやマイナス、enダッシュと混同しない
リーダー
- リーダーは、箇条書き内において後に続く記述が前の項目に対応した記述であることを表す
- 前後に半角スペースをつける
- 文章に含みを持たせる場合等、情緒の表現としても用いる
- 三点リーダーを用い、二点リーダーを用いない
マーカー系(ビュレット、米印)
- マーカーは、箇条書きの文頭に用いる
- ビュレットは、順不同な箇条書きに用いる
- 米印は、重要な補足に用いる。複数の補足がある場合はビュレットの代わりに米印を用いる
- 序列リストには半角数字にピリオドをつけた形で用いる
情緒の表現
情緒は色んな表現方法がありますけど、役物についての文章でwや★を扱う文章は日本で初めてかもしれないですw
感嘆符、疑問符
- 感嘆符や疑問符は、文末において驚きや問いかけを表すときに句点の代わりに用いる
- 全角を用いる
その他情緒の表現
- 全ての情緒の表現は文末で句点の代わりに用い、その後に更に文章が続く場合は半角スペースをあける
- 全角wは、(笑)と同様の意味を表す。数が増えるほど意味を強める
- 全角大なりと全角小なりは、文章の内容が軽い苦しみ / 失敗 / 誤り / 謝罪であることを表す
- 黒星は、気楽に受け取って欲しいこと、筆者が非常に楽しいことを表す
終わりに
ブログを書いているとき結構気にしてたつもりだったんですけど、この2年間を振り返ってみてなあなあになっていることがあるなあと感じたのでまとめてみました。
これを読んで段々気になってきた人は、これを機会に自分の文章における約物の使い方を決めてみてはどうでしょうか★
ちなみに以下が参考になります。
私もこれを踏まえた上で、過去の文章でコロン使ったりリーダー使ったりしてしまっていたところを直します>< うおー。
また、これをどうやって HTML のマークアップに活かすのみたいな記事もそのうち書きます。