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[資料]あのWebサービスは今…過去2年間で世に送り出されたWebサービスのその後

この記事は約7分ぐらいで読めます

廃墟の様子を想像しては見ていたものの
WEBCRE8.jpでは毎月Webサービスを紹介してきました。…が、始まりがあれば終わりがあるものです。それらのサービスがその後どうなったのかを調べました。

これまでのWebサービスまとめ

WEBCRE8.jpは、ブログが開始してほどなくして、その月に生まれた(または日の目を見た)サービスを紹介していくコーナーを始めました。なかなか面白いんですけど、結構しんどいです。

さて、毎月毎月平均して2~30程度のWebサービスやコンテンツが生まれてくるわけですが、それらのサービスは今、どうなっているのでしょう。ちょっとデータを作ってみましょう。

あ、一応今まで書いたまとめ記事をまとめておきます。

各記事の主なWebサービス

まずはどんなサービスがスタートしたのか振り返ってみましょう。特筆すべきだと感じたものを挙げてみます。

記事 スタートした主なWebサービス
2011年8月 ザ・インタビューズ
2011年9月 hulu
2011年10月 Linkedin、W3Q
2011年11月 ドットインストール、はてなブログ
2011年12月 ウォンテッド、giftee
2012年1月 ミンネ
2012年2月 CoffeeMeeting、Gumroad
2012年3月 mixiモール
2012年4月(前) Monoco
2012年4月(後) Wishscope、Forkwell
2012年5月 QA@IT
2012年6月 ShareWis
2012年7月 ココナラ、U-NOTE、Box to You、Creatty、絶対領域広告
2012年8月 Novelty Market、log、Stores.jp
2012年9月 Typekit、Antenna、cakes
2012年10月 本の書き出し
2012年11月 BASE、JAYPEG
2012年12月~4月 日本政治.com、ゼゼヒヒ、UULA、Google Keep、Qixil
2013年5月 擬人化CSSリファレンス、ハフィントンポスト、logmi、Zaim

Webサービス年表のようですね!w

振り返ってみると、今も現役バリバリのサービスは当然たくさんあります。もっと昔からあると思ってた、という様に既に当たり前になっているサービスもありますね。

というか、「えっ、このサービスもっと前からあるよ?」というものがあったら教えてください。多分私が存在を知った、またはその時話題になったので紹介したものも混じってるかも知れません。

あと、 hulu 等のローカライズ版のサービスも国内に入ってきたタイミングで紹介しました。

各記事で紹介したサービスの閉鎖率

各記事で紹介したWebサービスのうちどの程度が閉鎖しているのか、個数は記事ごとに違うのでその閉鎖率なんかも調べてみました。

記事 紹介サイト数 閉鎖したサイト 閉鎖率 主な終了サービス
2011年8月 6 0 0% なし
2011年9月 20 4 20% Yahoo!くくる
2011年10月 23 2 9% 特になし
2011年11月 17 2 12% 特になし
2011年12月 26 6 23% はてなまとめ、Cheerz
2012年1月 15 2 13% 特になし
2012年2月 18 3 17% 特になし
2012年3月 17 5 29% 特になし
2012年4月(前編) 26 2 8% 特になし
2012年4月(後編) 26 2 8% 特になし
2012年5月 16 4 25% Pitapat
2012年6月 24 4 17% 特になし
2012年7月 33 3 8% 特になし
2012年8月 35 2 6% Grow!
2012年9月 27 3 11% Petite jete’
2012年10月 25 1 4% シャチクのミカタ
2012年11月 30 0 0% なし
2012年12~4月 100 0 0% なし
2013年5月 43 0 0% なし
合計 527 45 9%

このデータ上でカウントすることにしたのは以下の通りです。

  • 何らかの機能や情報のコンセプトを備えたWebサービス、コンテンツである
  • 明白な期間限定(プロモーション)のものではない

たまたまかもしれませんが、この調べに入っていた中で海外のサービスは殆ど閉鎖していません。

また、設立から1年以上に限定した場合は調査サービス210のうち、閉鎖サイトが31、閉鎖率は15%です。

ちなみに閉鎖したサービスとして挙げたのは、リリース時に大きな反響を呼んだものや有名企業のサービス等として特筆すべきと感じたものです。

閉鎖したWebサービスのドメインの中には、価値の高い中古ドメインとしてSEO業者らしきサイトに再利用されているものもいくつかありました。正直これは悲しいですね…!

今も上記のリンク先記事から当時を偲ぶことができますので、気になる月のサービスを見てみてください。

考察

廃墟の様子を想像しては見ていたものの

廃墟の様子を想像しては見ていたものの

これだけ調べてみたところ、私のイメージではもっと死屍累々としているのではと思っていたのですが…意外と生き残っているサービスは多いように感じます。

運営コストの差

話題を呼んだサービスの閉鎖等で「諸行無常やなー」とか思ったりするわけですけど、なかなかどうして殆どのサービスはこうして運営を続けられているわけです。

…とはいえ、個人で開発したちょっとしたWebサービスであればランニングコストもドメインとサーバー程度のものですし、運営者に利益がある限りそうそう潰れるものではないですけどね。逆にコストをとって運営される企業のWebサービスは回収できずにサービス終了という事が多々あります。

あとは「一応存在するけどドメイン、サーバーは更新しないよ」感満点の状態のサービスもわりとありました。もう一年後とかにもこの調査したほうがいいですかね。

サードパーティー的立場

また、Twitter関連サービスやFacebookアプリ等のプラットフォームのルールに依存するサービスはやはりそうした胴元側の都合で閉鎖、もしくは機能しなくなり放置、というパターンがあります。

これも仕方ないことではありますけど、サービスの運営形態に関しては自分がそのサービスをどのくらいの期間運営していたいか、等の指針を持って選択する事が必要でしょうね。

終わりに

とまあこんな感じでした。そもそもWebサービスの事を調べだして既にこんなに年月が経ってしまっているとは驚きなんですけど。

私も別にWebサービスマニアになりたいわけではなくて自分が何かを作るためにこれを始めた筈なので、そろそろ何かちゃんと世に出さなきゃなーと思います。

一応今年度中にはWebサービスなりWebコンテンツなりを2、3個作ると目標立てているので、その時は一年後にこの表にカウントされないように頑張りたいと思いまーす★