[web制作]高い財布を買う為にお金を稼ぐと言う事
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星の王子さまのエピソード
「でも、星を持ってて、いったい、なんの役にたつの?」
「金持ちになるのに役だつよ」
「金持ちになると、なんの役にたつの?」
「だれかが、ほかにも星を見つけだしたら、そいつが買えるじゃないか」
これはあまりにも有名なフランスの絵本、サン・テグジュペリ作「星の王子様」の中の一節ですね。王子が星々を巡る中で出会った一人の実業家。彼は宇宙に浮かぶ星たちを、自分が管理しているので自分のものだと訴えます。
そして彼は引用の様に、「星を持つのは更に星を持つためだ」と言うわけです。
誤解無きように言っておくと、原文においてはこれは風刺的なニュアンスが強く表現されていると思いますが、webcre8自身は別に自分のしたいようにしていることが滑稽だなんて思いはしません。
ただ何となくwebサービスの事を考えていて、この話を思い出したのです。
webを便利にする為のweb、リアルを便利にする為のweb
webcre8はwebデザイナーであり、サイト名の通りwebクリエイタになることを志しており、そりゃもう生活から仕事からwebにどっぷりです。娯楽だってwebで探しますし、交友関係だってweb上で拡げています。
自然とwebで求めるものは「よりwebを楽しみ、便利にする方法」になります。その収集と習得が、今後の生活をより良くしてくれるわけです。寝ているとき以外はwebと向き合っているんです、当然ですよね。
ですが、webに四六時中向かっているわけではない人達は、如何に高速でwebを利用できるだとか、やれタグ付けが便利だ、やれクラウド上に情報だとか、webで便利になったり節約出来るはずの時間を使って更にwebを利用するような、言ってしまえば「せっかく稼いだお金でそのお金を入れる為に高い財布を買うような行為」には魅力を感じないのです。
webをあくまで実際の生活を豊かにしてくれたり、面倒なことを省いてくれるものであると期待している人たちは、webを使ってクーポンをダウンロードしたり、大容量のデータを取引先に受け渡したり、映画のチケットを予約したり、そういうことがしたいだけなのです。
webcre8の作りたいもの
webcre8はwebサービスを作りたいと思っています。それは前述のようなwebで完結してしまうようなものであったり、またはリアルの生活を豊かにするものであったりもします。
「web for web」「web for real」とでも言いましょうか。その両方に興味があるわけですが、例えば隣で食事をしている人は全然webに興味がなくて、でもパソコンに詳しい人がwebで何かを解決すれば「へー、パソコンってすごいんだね」と有難がってもらえます。
webcre8はwebが好きなので、あまり興味のない人にも「webは便利なものだ、できる事なら自分も使ってみたい」と思って欲しいと思ってます。
そしてそれが出来るのは間違いなく後者です。
色んなサービスを眺めていると、「おっ」と思わされます。それは昨日の記事で言うならソーシャルランチやサシイレ等のリアルコミュニケーションの為のサービスであったり、その前の記事で言うならhuluのようなコンテンツインフラ的なものであったり、googleショッピングのような買い物情報であったり、食品情報データベースのような情報源であったりです。
あくまで「webの何かをwebでどうする→便利」ではなく「リアルの何かをwebでどうする→便利」と言う感じですね。
web業界の中に身を置いていると、外の世界からはそれがどう受け止められるのかを見失いがちです。webcre8自身やりたいことはたくさんあるのでその意欲は大事にしたいですが、時にはやはり親やwebに興味のない友人にだって「便利なものを作ってるね」と思われたいものです(少なくともwebcre8はそうです)。
折角お金を稼いだなら、カッコいい財布や頑丈な金庫もいいですけど、お寿司食べたり、映画でも観に行きましょうよ☆
参考
最近集めたサービスの記事達のリンク置いときます。あなたの友達に感謝されそうなサイトはありますか?
[webサービス]2011年8月リリースされた(話題になった)webコンテンツまとめ(リサーチ不足のため6個くらい)
[webサービス]2011年9月リリースされた(話題になった)webコンテンツまとめ(23個くらい)
[webサービス]2011年10月リリースされた(話題になった)webコンテンツまとめ(25個くらい)