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ブログを作るときのSEOで気にした方がいいこととしなくてもいいこと

この記事は約10分ぐらいで読めます

[ブログ]SEOに強い、Googleサービスで誰でも出来るコンテンツの作り方2つ
デザイナーの人やブログを始めたいというSEO初心者の人がとりあえずブログを作るぞー、となった時に気にすべきこと、またこれはそこまで気にしなくてもいいよってことを書いてみました。

ブログを作ろう!

今まで何度かブログを始めるススメ的な記事を書いてますけど、ブログを始めるときに決めなきゃいけないことって初めての人にとってはわりとたくさんありますよね。

ブログの目的、モチベーション的なことが固まったのなら、今度はそれをちゃんと読者に届けられる準備を整えることが必要だと思います。

ただ、やろうと思えばやることはいくらでもあるんですけど、SEOやアクセスアップに関してあまり作業や考える時間を費やしても肝心のブログ運営や公開が遅れては本末転倒です。施策には最初から考えておかないと後で後悔しそうなこと、あとから何とでもなることがあるので、その辺を軽く整理してみましょう!

ちなみにSEOとは書いていますが、SEOというものは検索エンジンに最適化することなので、考えることは単に上位表示というだけでなく、検索されたあとちゃんとサイトに来てもらえるか、目的にあった訪問者を連れてこられるかだという観点で考えたいと思います。

サイト名について

ブログで書きたいことを中心にブログの名前が決まっていると思うんですけど、それは検索されやすく、来訪されやすい名前でしょうか。

固有の名前とキーワード

私としてはブログの名前には、自分のブログが最優先にしたい話題のキーワードと、自分のブログ名だけが持っている個性を含むことをオススメします

自分のブログをある程度成長させて「○○で検索されたら1位にあることを目指す」と考えているのなら、そのキーワードは含んでいる必要があります。

PhotoshopVIPPhotoshopで上位に出てきますし、WebディレクターズマニュアルWebディレクターで上位に出ます。内容特化型のブログはやっぱりこうした状況を目指したいですよね。

そしてこの例で言えばそれぞれ VIPマニュアルは個性の部分ですね。ここは恐らく何であっても主題のキーワードでの検索順位には関係ないはずです。なのでより覚えてもらいやすいか、ぱっと見目を引くか、内容を察知してもらえる言葉を選ぶわけです。

「Webデザイン」で検索した場合の結果

「Webデザイン」で検索した場合の結果

もしPhotoshop VIPがPhotoshopという言葉をブログ名に含んでいなかったら「Photoshopと言えばここ」というようなブランディングは出来ていないかもしれません。また反対に、VIPMasterでもLibraryでも特に大差はなく、現状と同じような認知を得られただろうと思います。

コンテンツが人の役に立っているのなら遅かれ早かれ成果は出ると思いますけど、ここは工夫のしどころだと思うんですよね。

この辺の話題は過去記事[web制作]ブログ、サイト、サービスの名前を考える時の留意点 – WEBCRE8.jpでも扱っていますね。

話題を固定しない場合はユニークさ第一

あ、ブログの話題を絞らない場合はユニークさのみを考えて名前をつけてもOKです。後で様々なコンテンツを扱いたい、という場合は変に一つの話題のイメージを強めない方がいいかもですよね。

例えばかちびと.net、という名前はなんだろう、と印象に残りますよね。

検索結果に表示された場合も、一度役に立ったことがあるのなら再度安心して訪れてくれる可能性がありますし、名前を覚えられて悪いことはありません。一度ついてしまった悪いイメージを消す為に改名しなければならないとか、そういうことはありそうですけど。

title要素にサイト名以外のものを入れるか

サイト名にキーワードが入れられなかったのでSEOのことを考えてキーワードを入れたい…というようなこともあると思うんですけど、それ以前に前述の通り、単純に人の目に触れるという意味でtitleには「この話題を取り扱っています」とわかるキーワードを入れておきたいです。

そしてサイト名自体ではそれが不可能だった場合(企業の名前がそのままブログ名になる等)、サイト名を補足する形でキーワードを含むサブタイトルをつけるのはアリだと思います。まあこの辺は実験済みです。

その場合個人的にオススメなタイトルの付け方は以下の通りです。

  • トップページにはサイト名 – サブタイトル
  • 下層ページにはページ名 – サイト名

サイト名、またはページタイトルを最初に持ってくるとタブで開いた場合、検索結果に表示された場合の視認性がいいんじゃないかなと思います。

タブで複数のページを開いたとき

タブで複数のページを開いたとき

ただいずれにせよ、ワードが増えることでその部分の純度は落ちていくと考えてください。長ったらしい文章は避け、最低限の名前をつけるべきだと思います。

ドメインについて

ドメインはほとんどの場合、とった方がいいです。無料ブログやプロバイダー所有のドメイン下でサイトを育ててもいずれお別れが来たときにその価値を失う事になりかねないので、やっぱり手放すまでは永久的に自分のものになるドメインを育てる方が、愛着もわいてモチベーションも保ち易いです。

短く、分かりやすく、覚えやすく

この辺はそもそもドメイン自体にとって構造的に重要なところですが、やっぱりURLでも何のサイトなのかは分かった方が便利ですし、安心してリンクを押せますよね。

海外では調べたいものがあるときとりあえずその名前に.comを付けて検索すると聞いたことがありますが、わりとこれ私もやります。

英語でたまに3語くらいをくっつけた長いドメインを見ますけど、アレは外人さんは分かりやすいみたいですが(ハイフンもない方がいいらしい)、日本人だとタイプする気はなくしますよね。個人的には好きだし使う事もあります。

トップレベルドメインはお好みで、だけど

トップレベルドメインは好みだと思ってますけど、私の場合は一応コンテンツの方向性で使い分けるようにしてます。安ければなんでもいいというのは量産コンテンツならそれでいいんでしょうけど、自分が手塩にかけて育てるはずのドメインを、商売に使うのに.org(非営利団体を表す)にしたり、というのはちょっと…。

WEBCRE8.jpは純粋な日本語コンテンツですから.jpです。jpドメインは日本に住む人しか取得できないので、日本語のコンテンツであることをアピールできますよね。

まずは.comを当たり、既に取りたいドメイン名に.comで変なサイトがあるのであれば候補の他のドメインも検討します。でもハイフンを加えたりして無理矢理.comを取るよりはしっくりくるドメイン名を使いたいですねー。

あとドメインハックは好きなのでいつも検討します。ドメインハックについても前述の記事で。

日本語ドメインは気にせず

日本語ドメインがSEOに強いんじゃないか?と言われるのはそのサイトのURLがリンクになったときに、そのドメインに含んだキーワードでリンクが張られることになるからです。

しかし、そのキーワードがドメインに含まれていることがコンテンツの価値に直結するとは到底思えません。仮に効果があったとしても、その効果はなくなっていくだろうと言われてましたし、あるとも思えないです。試しに使ってみてる人はいましたけど。

何にせよWebの技術が日本語に完全に対応していないせいもあり、URLがソーシャルで共有しづらかったり、コピってもすごい長くなったりとあんまり良い印象がないですね。

まあWikipediaがページタイトルに日本語を使っていたりはするんですけど、アレはURLから直接ワードを叩けるという利便性の為にやっていると思うんですよね。多分。あとSERPsでは検索ワードが太字で表示されるので、視認性がいいとかそういう利点もあるにはあります。

個人的には安かったとか、使いたいからとかそういう理由でなければ使う必要はないと思ってます。

カテゴリー、タグについて

カテゴリーやタグについて適切に決めておくのも重要です。途中でカテゴリーの間違いに気付き階層を作り変えてパーマリンクが変わってしまうとそのページの被リンク価値がリセットされてしまう為、あとから作り変えるのは極力避けたいです。

カテゴリーリンクはメインの内部リンク

サイトで扱っているコンテンツのキーワードでメインのナビゲーションから各ページにリンクが張られていることで、その各ページがそうしたコンテンツについて書かれたページであることが検索エンジンのクローラーからも分かります。

今時グローバルナビゲーションのないサイトを作ろうとする人はそういないでしょうけど、要はカテゴリー名というものがそのまま内部の被リンクキーワードになるので重要ですよ、という事です。その辺のことは以下の記事で詳しく書いています。

実はWEBCRE8.jpはそのカテゴリー名が重要だとわかっていつつも作る使うというような何の役にも立たなそうなワードを使っています。これはブログの構想の段階で「このブログは読んだ人が、ブログ運営者がどういう動機でどんなことをしているかわかるようにする」というふうに決めていた為、あくまでブログ記事を「@webcre8が○○を作る」「@webcre8が○○を考える」という形にしたかったからです。キーワード被リンクの役割はタグが果たしていますけど、現状あまり活かせてない作りなのでこれは近いうちに何とかしようと思ってますw

記事の文章について

Webページは通常ほとんどが文章で構成されています。検索エンジンのクローラーはリンクを辿り各ページを巡回してきて、その文章やリンクを読んでそのページがどの程度、何について詳しいページかを判断し、覚えて帰っていきます。

その為、ページの中では出来る限り検索されたいトピックに関連したことのみを書くことが望ましいです。それは単にそのトピックに関するキーワードを繰り返すという事でなく、一つのトピックについて掘り下げたことによってより純度の高い文章になっていた方が良いはずだということです。

一つのページにつき、そのキーワードで検索してきた人が知りたかった一つの問題がそのページで解決するように考えてページを作っていくのが大事ではないかなと思います。

キーワードについては以下の記事を書いているので参考にしてみてください。

マークアップについて

基本的に、マークアップの仕方によってページのSEO的な価値までが大きく左右されるという事はないと思うんですけど、個人的に意識しているのは以下のようなことです。

  • title要素と大見出しは別格。とりあえず必ず検索されたいキーワードを入れるべき
  • 文章内で特に重要だと考える部分にstrong要素を使う
  • 画像にはその画像の代わりになるテキストをalt属性として入れる

strong要素は文章全体において要点を明示的に表す要素だと思うので、読み手の為にも必要なものだと考えています。

と、気にしているのはこの程度です。後はもう普通に正しくマークアップが出来ていれば問題ないと思います。

画像のマークアップに関しては、以前書いてますんで詳しくはそちらを参考にしてみてください★

[HTML5 入門]本文における画像の設置の簡単なガイドライン – WEBCRE8.jp

ソーシャルの活用について

ブログの情報発信についてソーシャルはなくてはならない存在です。

Twitterアカウントを作る

自分のTwitterアカウントを持っていないなら、作りましょう。すでに持っている人もどうせちゃんとやるなら、そのブログ専用のTwitterアカウントは持っていていいと思いますが、二つアカウントを使い分けるのも面倒だと思いますし、まあ更新したことをツイートできるような環境があれば大丈夫です。

もしブログへの言及ツイートを片っ端からRTしたり問い合わせ対応を行ったりという風に使うのであれば、普段コミュニケーション用に使っているアカウントでそれをやると邪魔になってしまう可能性があるので、ガッツリ使うなら専用アカウント(意識的にその情報を欲しがっている人に向ける)、という風に運用するのが無難だと思います。

それ以外のソーシャルアカウント

もちろんFacebook、Google+等のソーシャルアカウントを使うのも有効だと思いますし、主要なソーシャルボタンの設置は必要だと思います。

要はどれか最低一つでも情報を発信する窓口は持っておいて、その中で私としては特にTwitterをオススメするという事です。

WEBCRE8.jpには現時点ではGoogle+のソーシャルボタンがないですけど…ソーシャルボタンって、思っている以上に押されるものなんですよね。私自身はブックマークレットを使ってソーシャルに流すことしかしないので結構その利用率に驚いてます。リニューアル時にはつけようと思ってます。

アクセス解析について

ブログを始めた初期のデータってしばらくやってると何の意味もなくなってきますけど、最初からアクセスとっておきたいって気持ちはありますよね。

のちのちは色々解析してみたいところですけど、とりあえずはアナリティクスコードの設置だけやっておけばいいんじゃないかなと思ってます。それ以上の解析は更新する事に慣れてからでもいいですし。

検索結果に表示される情報について

Googleの検索結果(SERPs)に実際に表示される内容の主なものは以下の三つです。

  • タイトル
  • 概要
  • URL

それぞれタイトルはそのページのtitle要素、概要はname属性の値がdesicriptionであるmeta要素のcontent属性の値、URLはそのページのパーマリンクとなります。

これらの表示に加え、

  • パンくずリスト
  • サイトリンク
  • 著者情報
  • リッチスニペット

といった情報も一定の条件を満たした時のみ合わせて表示されます。これらは全てSERPsでのそのページの存在感を増す効果があり、考慮に入れてページを作りたいものではあるものの、必要になったときに追加されるように仕向けることが可能な要素でもあります。

これらの要素については過去記事ここ数年でのGoogleの検索結果(SERPs)の大きな変化と地味な変化でも触れています。

あまり最初から思い通りになるものでもないので、おいおい対応して行けばいいかなと思います。

まとめ

という感じで今までの記事のまとめ的な意味もあるような記事になりました。

ブログ制作時、SEO的な観点で見た場合にはじめに考えるべき点としては

サイト名
熟考
ドメイン
熟考
カテゴリー、タグ
熟考
記事の文章
ページ内での話題を絞る
マークアップ
そこまで気にせず
ソーシャルの活用
何かしらのアカウントを用意する
アクセス解析
アナリティクスの設置だけしておく
検索結果の表示
気になってきたら順次対応

という感じで考えればいいのではないかと思います。なんか抜けてるところがあったら指摘もらえると嬉しいです!★